数字で表したところで真実が見えはしない

[アニメ ビジエンス]
(http://anime-busience.jp/)

確かにビジネスという側面からアニメ業界を見て、どうなのかというトークショウのはずだったのだが・・・
結局グチで終わっちゃった感w 予想通りだけどさ。

少しアニメ制作の工程を知りました。ってくらいで、それ以上のことは何もわからなかった。
というのが無難な言い方かな。


アニメ産業の規模が2兆円という話をNHKがやってたということに触れられたくらいで、
だからなに?というレベル。


[2017年の出生数、過去最少94万6000人 人口は最大減、要因は?]
(https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/01/number-of-births_a_23449128/)

出生数が100万人未満が2年連続となった。
7歳(小学生1年生)~23歳(4年制大現役卒)以下を若い人と定義すれば、
22年後には若い人は1600万人を下回る。
一方で65歳以上の高齢者は4000万人を超えるようになる。

アニメ、アニメ。ゲーム、ゲームといっているが、この状況は最早アニメやゲーム業界だけの
話ではない。全業種業態に波及する課題。


いみじくも「5年後はアメリカで働いているかも」と言っていた方がいたが、もし彼が野球で言えば
メジャーリーガーを目指したい人なら、きっと彼はアメリカに移住するだろう。
でもそれは日本がマーケットでないことに太鼓判を押したことを示すことにもなる。

いや。俺はこの自分のブログで再三再四言っているが、もはや日本はマーケットではない。

それはアニメ、ゲームに限らず、多くの業種業態にとってそうなっていると感じるからだ。


嘘をついた、嘘を書いた、差し替えた行為は許されるものではない。
俺から言わせれば、いまの状況でそういう話はどうでもいい。それより時間を十分あてて
しっかり協議しないといけないことがあるのにやらない、今の日本政府。
いや、本当に大切なことに時間を割かない性質は日本のどこの企業にもある。
この体質は5年では収拾できない。きっと50年以上はかかる。
50年もあれば、今の中華をはじめ東南アジア諸国、アフリカ諸国も力を付けてくる。
万年ビリケツでも「なぜ1位じゃないといけないのか?」と詰問する空気読まない勢が
経営層に居座るのであれば、日本がマーケットになり得る素質はゼロ、いやマイナスと言っていい。


「暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう」

というマザーテレサの言葉は、休日朝のラジオ番組・こころの灯の冒頭で語られるセリフ。
俺はこの言葉はとても大好きだし、時に使うこともある。

そういう心がある人が一人でも増えてくれることを願うばかり。