若い時は日当5万。でも老いていくと日当2万円台に ~性風俗の収入

なかなか面白いデータだと思った。
カッコ内は勤務日数で単純に割った日当額。

18~ 81.9万(5.11万/日)
23~ 55.8万(4.65万/日)
28~ 49.9万(3.83万/日)
33~ 39.6万(3.05万/日)
38~ 26.6万(2.66万/日)
43~ 18.2万(2.60万/日)

ただし必ずしもこの金額を上げられるわけではなく、ソープとデリヘルでも変わってくるはず。
客の指名の有無やオプションの有無でも変わるし、そもそもフリーだけでこの収入を得られる
とは限らない。
朝から晩までいてもお茶ひきだけで終わる人だっているだろう。
1日いてても時給で払ってくれない店だとタダで終わったなんてケースなんてザラだと思う。


つい先日、アニメ監督が「この業界で給料安いとか言っている奴は辞めていけ」と言っている人を
ここで批判したが、性風俗も仕事だが、ちゃんとした仕事だとは言えない部分があるので
もちろん改善はすべきだと思うが勤務時間に合った収入保障というのは難しい仕事になるのは
しょうがないと思う。

なぜ「ちゃんと」してないかというと、行政は事業として認めつつも各種保険を義務化してないからだ。
一般的な仕事は健康保険、雇用保険、年金を会社が給与から天引きして代行支払いするよう
義務付けられているが、風俗店にはそういう義務を課していない。(たぶん)
風俗で働く人はサイドワーク、副業が多いからという見方をしているからかもしれないが、
収入はあるのでそこから各種保険料が天引きされるのは俺は当然の話だと思っている。
(ただし所得税は抜かれている)

行政は二枚舌対応をせずに、ちゃんと風俗で働く人に対しても所得税だけでなく
各種保険を適用させ、雇用保険もつけて働かせる。もちろん性風俗の場合は定期的な性病チェックが
保険で賄えられるようにもする。

若い芸人や若い頃に月の給料が数百円だったという話で盛り上がってることがあるが、
俺の中ではまだ芸能人と一般社員との給与格差についてどうあるべきかについては答えが出せてない。
今言えるのは、時間的制約上の観点でサイドワークが許される業界・業種・会社と、そうでない人という
2分類をもって分けて考えることが出来ると思っている。
例えば芸人だと四六時中、舞台に立っているわけではない。稽古を含めてもたぶん半日で終わるだろうし
毎日稽古している人とも思えない。なのでサイドワークがやりやすい。
一方アニメーターは朝から晩まで勤務で土日返上なんて普通にある。こういう状況では会社が
サイドワークを許していても事実上サイドワークできない。

1カ月を1日8時間20日勤務の場合160時間がベースになる。残業で2割増としても192時間
(残業32時間・1日1.6時間)が上限だろう。
この基準で考えて、サイドワークできるか否かを判断すべきだと思っている。
アニメーターは1か月の勤務時間を遥かに超えているのでサイドワーク出来ないという判断が出来る。


話それてしまったが、風俗業をちゃんとした仕事と認めるには、所得税だけではなく保険も課すかわりに
サポートを行うように行政がやることだと思う。
風俗、性風俗を対象にするのはプライドてんこ盛りの役人には絶対認められないだろうが、そこを
やるべきだと俺は思う。


性風俗店勤め、40代で収入減 「夜の世界白書」孤立しがちな実態浮き彫り (西日本新聞) - Yahoo!ニュース
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