多様性を認めれる人はそれほど多くない

ざっとしか読んでないが。
特にIT業界、プログラミング業界っていうのは日進月歩なわけで、それはTwitterのタイムラインを
追いかけるようなものに近い。

タイプとして1つの物事を深く掘り下げる人と広く浅くやる人がいる。
休日もパソコンを前にひたすらコードを叩いてる人もいれば、休日はプログラミングなど一切せず
ひたすらスポーツやゲームなど遊びに興じてる人も居る。
いま関わっている業務に不足な点があれば集中して学び、要求された品質と納期を守れれば
会社側(部門長)はそれ以外を求めることは無意味に近い。何故なら儲けが出ればいいだけなので。

伊藤直也氏は要求されたことさえ出来れば他に手を出す必要なんてない。ってことを言っているように聞こえる。


ただし現実問題として、Java技術者として入社してJava案件だけに入り続けることが出来るか?というと
あまりそういうケースは無い。途中でC#やったりDBやらされたり、設計やったりテストやったりと
入るポジショニングは色々で必ずしも要求されることが1つだけとは限らない。
これがSES派遣や登録派遣になるともっと厄介になる。
なぜなら技術者目線ではなく営業目線でしか物事を考えようと視界からだ。SES派遣だと入れる案件があればよく、その者の技術力を上げていこうという気が希薄だ。登録派遣はゼロと言っていい。
更に経営サイドに技術畑だった人がいることが少ない、又は全くゼロの場合が多く、結局待機日数ゼロにすることしか考えてないことが殆どだ。
こういう中で自分の進みたい道がどうこう言っていると収入面で絶たれてしまうため、結局相手の言いなりになるしかないというのがある。


質問のところで「この人辞めちゃいそうなんだけど、という問題にはどう取り組めばいいか?」という質問に
伊藤氏は「会議の最後で少しだけ触れて終わる。それ以上何もしない」という極めてドライな対応しかしないと述べているが、たぶん質問者の意図には引き留めてあげるべきなのか否か?も含まれているように思う。
それは自分の人生なんだから自分で考えろよと言っているようにも聞こえるが、まずはチーム側、部署側で
辞めたいと言ってきた人を引き留める言葉をかけてあげることは必要だと思う。
その上で、なぜ辞めたいのか、辞めてどうしたいのか?をヒアリングしてあげて、本人の頭の中を整理させてあげるサポートは必要。
伊藤氏は技術者だからだろうか、あまり人のメンタル的なところには手を入れたくないという思いが強いように感じた。


あくまで俺の思うところを言うと、会社を信用するな。の一言に尽きる。
これは自分がやりたい事をいち早く見つけて、自分のやりたいことに合った会社を見つけることが
一番大事だということ。その為には遅くとも26歳くらいまでに決めておく必要がある。

メンタル面については何度も挫折や怒りで辞めたいと思う場面は多々あるだろう。
その問題は個人かチームかということで切り分けが必要だが、誰か近しい人で相談できる人を作っておくべき。
近くにそういう人がいないならNPOなど窓口を探しておいたほうが良い。


あとスキルは自分で磨くものだが、キャリアは会社あってのものだということ。

キャリアを高めるには、何十社も通ってその会社の考えや方向性を確かめるしかない。
高いスキルの人しか要らないと言う会社もあれば、ノースキルでも育ててあげるよという会社もある。
それは確率でしかない。



全員が“勉強マン”でなくていい--伊藤直也が説く「多様性ある組織の強さ」 - ログミー
<http://logmi.jp/161633>