凄い気の早い話だが、トランプに２期目はあるかどうかだ。
まだ大統領としての手腕どころか正式に着任してない段階で彼を評価するのは早計だが
２期目は多分ないだろうと俺は思っている。
それはトランプ優勢が伝えられた途端に株価やFXが乱高下しており、彼の当選に落胆する人が
少なくないからだ。
じゃあ政治家として４年で何が出来るか？というと完全にトップダウンでやれるなら思っていることを
１～２年で成果として出せるだろうが、そんな簡単にできることは無い。なのでトランプ氏が思うことの
３割を任期中に実現できれば良い方なんじゃないだろうか。場合によっては１割も成果を出せない
可能性の方が高い。
一部では今回の結果をブレグジットと呼んでイギリスのEU離脱問題と同じだと騒いでいる人がいるが
別記事に書いたがニコ生で猪瀬氏や東氏が今回の出来事は
「投票者は感情的になっていて、コントロールが出来ない状況の世論は今後を憂う」と言っているように
これは米民主党が今回の敗北をみて、コントロールとまでは行かずとも、有権者の動向を正確に察知
出来る方法を見つけられないと更に次期大統領選も負ける可能性が強くなると言うことでもある。
更に言えば今回の結果をブレグジットと呼んで落胆している人がいて、且つトランプ氏に投票した人が
オーマイガー！と嘆いている状況がある以上、支持される結果をトランプ政府が出せないとさらに次の
選挙も大変な苦労を強いられるし、米議会の議員数にも影響を及ぼしかねないことも意味する。
自分で振っておいてなんだがトランプ氏に２期目はあるか？という問いに、俺は
「わからない」
という答えしか出せない。
しかし２期目はかなり難しいだろう、ということは言える。
またたった４年で彼が出せる成果は選挙活動時に出したマニフェストの３割以上を叶えることは
無理だろうと言うことはハッキリ言える。
そのたった４年のために他国、強いては日本はしっかり対応できないと、相手の思う通りに利用されて
翻弄されて終わってしまう。それだけは避けて欲しい。
今以上に主体性をもった行動が求められる４年になったと言えるように感じた。
他感じたところは・・・
日本は憲法改正をはじめ、日米同盟、日米地位協定といった日米関係の条約の
見直しのニーズが急上昇したということ。今日明日にでも動かないと初動ミスが後でとんでもないことになる。
そして米中関係がどうなっていくか？
トランプ氏は露プーチン氏と仲がいいらしいが、ロシアと中華は同盟関係だ。ってことは
トランプ氏がではなくアメリカが考える対中がどうなっていくのかとても関心をもつ。
米中関係がもっと強固な関係になっていくのか、それとも喧嘩中になっていくのかは今後の流れを見ていきたい。
ともあれ俺は日本人であり日本国内で生活している１国民でしかないので、
日本の経済がどうなっていくか？にしか正直なところ興味は無い。
政治と経済は連動するところは少なくないが、それでも政治が悪くても経済は上手くいくことも多々ある。
まだまだアメリカ消費依存であり、中華経済に頼っている以上は、依存関係を脱却して
自分たちがコントロール、制御できるようになれないと本当の安心はできないよね。
今は制御どころか監視、監督すらできてない状況なのだから。
