伝える能力。理解させる能力。

自分が技術者、技術職にあったとして、話す相手によって話し方、話す内容を変えられる能力というのは
必要になってくる。これはIT分野に限らず、そう。

新人やお客さんに話すとき、次のことに留意する必要がある。
・相手はその分野において全く知識が、ゼロ。(仮想前提)
・相手が知っていそうな話は、抽象化(デフォルメ化)。
・読んで、書いて、見て、話してを繰り返す。又は、繰り返させる。
・納得してもらう必要があることは、数字や資料を出して裏づけを示す。
・理解または納得したと言わせるまで、説明を繰り返す。

実は一番最後「納得したと言わせる」がとても大事。特に対お客さんには。
あと「どうして」「なぜ」「どういう理由で」といったことは、相手の顔が歪んでも睨んできても
必ず訊ねること。

手前では1度の角度は数ミリの横幅しかなくても、1キロ先だと16m以上の幅になる。
たったこれだけのこと、どーでも。と思ってしまうことは、後で大きな仇になってしまうことがあると
言うことを言いたかった。


どうも横柄な態度で相手と話す技術職の方が目立つ。ことが最近あった。
確かにマナーとしては自分も学んで来いよと言いたくなるのはわかる。でもそういう話は
技術職同士の飲み会で話せばいいことであって、職場で大声で話すことではない。
ものごとには何でもTPOがあるということを、理解していない人が多いように思う。

相手が知らない、分かってないと判断したなら、相手が本当に分かっていることを示せるまで
繰り返し、繰り返し、繰り返し話すことが大変重要だし、やらなければならないと思う。
分かっていないのに相手が分かっていると言ってきたら、例題を出して問題が解けるか解けないか
を見た上で1つ1つ薄皮を剥がすように進めていくべきだ。

そのようにしないと後々でお互いの不一致や契約上のトラブルに及んでしまう可能性がある。

よく頻繁にコミュニケーションスキルをといわれるが、じゃあ私たちの親の世代の人で、管理職以上の
役職者は全員コミュニケーションスキルが高い人ばかりか?といえば、そうではない。
そもそもコミュニケーションスキルという定義がいまだに曖昧で、曖昧のまま話が進められることが多い。
私が定義するコミュニケーションスキルは、
「聞く力、訊く力、見る力、伝える力、教える力、理解させる力、納得させる力、会話を評価できる力」
この8項目あると考えている。


先ほどの話に戻るが、相手を怒っても、罵声を浴びせても、叩いても、殴っても、何の打開にもならない。
それで相手のモチベーション(早期解決と持続継続能力)が高まればよいのだが、逆効果になることも
しばしばある。逆にモチベーションを大きく下げまくってしまい、ただ退職や離職に追い込むだけの
パワハラにしかならないこともある。

人を育てるのは大変なことだし、こちらがいくら我慢して教えても相手が能動的に学んでくれないと
教える側の甲斐がない。それどころか突然と忽然と教えている相手がいなくなるケースだってある。
なぜだ?どうしてだ?と思って悩んでみても分からないことがある。そうこうしているうちに、新しい社員
や派遣を入社せざるを得ない状況になる。ストレスは溜まりあけくれる・・・という悲しいケースがあることも
実情としてあるのは事実だ。

新人教育
在職者の教育
お客さんの教育
この3つがあるわけだが、教育は教育としてコミュニケーションとは別に定義したほうが良さそうだな、というのは
上述の内容からして理解して頂けるのではないかと思う。


脈略がしっかりしないまま話してしまったが、相手が理解するまでしっかり話すことがとても大事だよということ。
怒っても怒鳴っても、自分が瞬間的にスッキリすることはあっても結局良い方向には向かない。

あと派遣社員は仕事が出来る人であっても、その会社の中での権限はほぼゼロだってことを正社員の方には知っておいて欲しい。仕事が出来て、会社の成長のことも間がえられる人を育てるか、ヘッドハントで多額の契約金を払ってでも正社員に招くくらいの行動をすべきだと思う。



[参考元]
プログラム自体がより変更に強くなるようになります。そういったプログラムを書けるスキルが必要になってきます。
< http://d.hatena.ne.jp/simplearchitect/20120810/1344615415 >