またもし売れたらすぐに手放す、というマイクラ創作主は今だから言えることでは?

マインクラフトの創作主(原作者)であるNotchこと Markus Persson氏。
開発自体から手を引いたのはもっと以前からだということだが、マイクラの権利を
MSに売却して創業会社Mojangを退社したのは2014年9月のこと。

その後Persson氏の話題は80億円以上の豪邸に母親と住んでいることなど
話題は続いているが彼がMojangを辞める頃に言ったのは
「次に開発したものがもしマイクラのように売れたらすぐに手放す」と発言したことだ。

一見かっこいいセリフに聞こえなくもないが、マスコミに対してそう発言できたのは
イクラの大成功があったからこそだ。

もともとPersson氏はニートの身だった。それがマイクラを公開するや否や垂直上昇になった。
もし売れず飛ばず鳴かずなら彼は月に数万もあるかないかの収入で生活する羽目になっていたわけだ。
売れても数百個くらいの程度だったら手放すなんてことは軽々しく言えない。
Persson氏はプログラミングが好きなのはよく分かるが、まだ若いとはいえ
これまでの様々な経験をいろんなところに出して欲しい。分かりやすく言うと
後進の為に経験を売って欲しい。

イクラテトリスのような存在。こればかりは神のみぞ知るレベル。
Persson氏はマイクラと同じような売れるタイトルはもう出せないだろうと俺は思う。
もちろん製品なんだから計画して作るのだけど、狙って出せるものではない。
FPSのゲームならヘッドショットは狙ってできるが、ものづくりはそんなレベルでは成せれない。
頑張ったら出来るものではないってことだ。


Persson氏は退社にあたって
 会社を売却する際、「スタッフのケアに最大限の努力をした」が、今「彼らは私を憎んでいる」とかつての仲間との軋轢(あつれき)を告白
と書かれているが、なぜ憎んでいるのかまでは書かれていない。
MSに売らなくてもやっていけるのにと他の幹部たちは考えていたからなのかもしれないが、一人だけの意見で会社を売れるわけがないから結局賛成多数だったから売却したんだろうけどね。
MS傘下になったけどPSやVITAやスマホタブレット向けにも出せているし、MS傘下ということで雇用は守られる立場になったのだからメリットは少なくないと思うが。

俺はそうなることは多分ないが、大金持ちになれば環境は随分変わるだろうなあとは思う。
大金持ちと言っても宝くじを当ててということではなく商売をしてそれでなったのだから成金ではない。名声を得るのは当然の話だし、それに副賞として大金が舞い込んでくるのも当然の話。
次元が違うのだとこれまでの知人友人が離れていくこともあるだろうが、たったそれだけで離れるなら元々単純な理由で人を差別する人だったと思うしかない。実際そうだしさ。


特にこれを言いたかったってわけじゃないんだけど、Persson氏は変に意固地になってほしくない。
多くの敵を作ってしまったかもしれないが同じくらい理解する人も増えているはずだから。




マインクラフトを作ったマルクス・ペルソンさん、成功者の孤独をTwitterで告白 - ねとらぼ
 <http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1509/01/news163.html>