市場の話をするときは裏付けの統計データが出すべき

WIRED記事なので海外の記者が書いたのだろう。
こういう市場の何%を独占しているなどの記事を出すときは、何を根拠にしていて、なおかつ
実数をつけなければ信憑性が欠ける。

さらにイチャモンつけると、当初XBOXONEはヨーロッパの地域限定であったことを指摘しているが、
初期発売エリア以外の地域ではゲーム機自体が年収比からして高額のためあまり売れない地域だ。
ヨーロッパ地域では売り上げに占めるのはイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン。それ以外の地域の売り上げはそれほど高いものではないと思われる。(ごめん、ここは俺の印象かなw)

EU地域でのPS4売り上げはXBOXONEの2倍以上。
北米ではPS4はXBOXONEより数百万台差をつけて上位にいる。日本は言うまでもない。


コンソール機(ゲーム専用機)のトップシェアがPS4であることは疑いの余地はない。
ゲーム業界はいままでマルチプラットフォームだから良い市場と言ってきたが、それが
実質上PS4のみ、シングルプラットフォームになっているのは、どうなのだろうか。
前世代機のXBOX360とPS3のデッドヒートがあったからこそ切磋琢磨があったと思うが
ライバルがあるからこそ業界も研ぎ澄まされる、健全に成長していくのだと思うのだが。

ただ今回PS4がぶっちぎりのトップになっているのは、MSと任天堂にせいがある。
MSは2014年E3のミスとアピール下手が原因。
任天堂は自社タイトルしか売れない、売らないという閉鎖性が原因にある。
なのでSCEが極めて秀でていたわけではない。実はそこが問題だと思う。

MSは360の好調に胡座をかいてしまったことを反省し、任天堂サードパーティをもっと大切にすべき。
MSはWindows10、任天堂は2016年のNXがあるからと思って安心すべきではない。


PS4、欧州ゲーム市場を70~90%独占 « WIRED.jp
 <http://wired.jp/2015/07/02/ps4-controls-70-90-percent/>