毎年17万頭の殺処分という異常状態を無くすことから

色々難しい問題があることは分かるが、知名度のある人が1人ではなく複数集まって
官邸や議員に依頼していく必要は有ると思う。
杉本彩氏はその一人だと思う。


個人的なところ殺すということに変わりは無いので薬による安楽死でも
ガス部屋での集団殺処分でもあまり違いはない、と思う。
それよりも17万頭という基地外的な凄惨な現状をなんとかすべき。

やはりその為にはいくつかある。
・ペットショップに有期限のある免許制(更新制)
・6か月未満まではブリーダーが責任をもって子犬・子猫を育てる
・6か月未満の子犬子猫の販売・譲渡を禁止
・店舗が販売する際、飼い主に30分程度の教育を受けさせる
(又は自治体が購入者を教育する)
・ワクチン、避妊手術を購入時に誓約させる。
又は購入時にこれらを前払いさせる。

などなど。

不法投棄、売買を行った場合は懲役刑と罰金を科す法律も必要だ。


「自然界に生きているから」
杉本氏は自然界に戻せられないからダメだと言っているように聞こえるが
この切り方はおかしい。
上文を理由にするなら、どうして自然に生きるべき生き物を捨てることを
前提に貴方は飼うのか?その考え方の人には飼う権利さえないと思うが。
というべきではないだろうか。


「ペット飼い禁止」
ここでも杉本氏の切り方に違和感を感じる。杉本氏は今更論だというが
俺はそういう言い方には違和感を感じる。
まず現在日本国内にいるペットをどうするのか?という現実的な問題がでてくる。
次に野良犬、野良猫化した動物が人間の生活の害にならぬようにするには難しい。
場合によっては猿や猪のように農作物を荒らす害になる可能性がある。
仮に前述2つをクリアできたとしても、隠れて飼う人はでてくる。そういった人を
行政がどう管理、指導していくのか?という問題がある。
例えばタバコは人体に害があるものと言われて久しいがいまだに喫煙者は絶えない。
これと同様にペットを飼う人は減ることは有っても無くなりはしない事は明白だ。
ならば現実に無理のない管理、監督システムが必要だというのがわかる。
ペット飼い禁止は現実的でなく、そもそも効果を発揮できない。


「悲惨な現状を広める」
ある宗教団体が会員を募る際に見せる戦争のビデオがある。
凄惨さを訴えることは1つの手段だと思うが、凄惨さを見せてトラウマにさせるよりも
いかに幸福であることが大事であるかを訴えるほうが必要だと俺は思う。
凄惨な現場を見せるのではなく、ペットを飼い育てることで、どれだけ人間の生活が
豊かになるのかを示した方が良い。


海外事情は知らない。
しかし日本の事情はあまりにも酷過ぎる。
国や行政はペットショップ、飼い主を管理、監督し、違法なショップらには強い罰則を
与える法律を今すぐにでも施行させるように訴えるべきではないだろうか。


杉本彩さん「犬や猫の殺処分は、少なくとも麻酔薬による安楽死にしてほしい」
< http://blogos.com/article/91227/ >