入社しばらくしての事件、未体験がゆえの往生際

去年から社外取締役として入っていたのだが、社外ではなく社内のポストに移ってしばらくしてからの事件。
とても1人じゃ抱えきれないのは目に見えている。

記事にはマクドナルドの時は迅速対応できたのに今回は後手後手すぎるのでは?という指摘だが
俺が思うに原田氏にモノ言える人がベネッセ内に居ないのでは?と思う。

一般的に考えれば、プレスリリースを出す場合は取締役会で決めるはず。それが原田氏の一存だけで決まっているとしたらどうだろう。今回の迷走劇の発端が想像つく。


Yahooの流出事件(2004年2月・450万人分)もそうだったが、社員ではなく社外の人物が流出させている。
社員が行った場合はUSB、ノートPCの置き忘れ・紛失、サーバ設定の不備、製造ソフトの脆弱性による過失であることが多い。ちなみに2004年から今までに国内で約5000件もの情報流出事件があるようだ。
今回も社外社員(協力会社、パートナー社員、派遣社員といわれる)が起こしている。

データを外に取りだす、サーバを経由して他のサーバやPCに送信する場合は社員権限のみにし
細かな設定を行うべきで、これはCTOや技術部門の部長らの責任が重いと思う。
安心していた、不祥事は無いと考えていたから行わなかったは通用しない。もうこれはマナーの1つだという考え方が大勢を占める。

数千人程度ならいいというわけではないが、万単位で顧客情報を抱えている企業のIT部門は
今一度、社内体制を見直す必要があると思う。他人の振り見て我が振り直せである。




影を潜める“原田マジック” ベネッセが迎え入れた救世主が迷走 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
< http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140726-00000511-san-bus_all >