ゲーム内で虐げられる女性は現実に飛び火するという批判はどうなの

ゲームの創生「PONG」のPRから女性が良いように利用され続けていて、現在においても
その流れが変わっていないばかりかより具体的に扱われ悪化している。これは現実にも
飛び火して人に悪影響を及ぼしている可能性があるのではないか?

というのがAnita Sarkeesian氏の主張(概要)だと思う。


ソース元を失念してしまったがアメリカの研究機関がゲームが与える悪影響について
数年前に結論を出した。答えは「NO」。
悪影響を及ぼすことは無いというのが結論だった。

※参考。英国での研究結果がインサイドのサイトに取上げられている。


和ゲーでは「龍が如く(洋題:Yakuza)」「バイナリードメイン
が取上げられている。(共にセガ。CCO.名越氏が関わっている)


Sarkeesian氏の話が幅広いため何が主張したかったのかが分かり辛い点はあるが
ゲーム製作者側は女性を性の対象として扱うことに対してどういう考えがあるのかは
明示する必要は有るように感じた。

ただショッキングだから扱うというのはナンセンスだし、扱うにしてもだから
女性をこんな風に扱ってはいけないとかフォローする表現を付ける必要はある
ように感じた。


一方、じゃあ性描写のあるゲームが人に対して影響力があるかどうか?については
俺は真っ向からSarkeesian氏の主張に反対する。

英国の大学が「5歳児以下には影響がある」と結論付けているように、中学や
高校以上の子供や大人には影響はないと思う。
それはあくまでゲームはゲームの世界だと言う割り切りがあってやっているはずだから
というのが俺の見かた。

だからといって女性を性玩具のように扱うのはおかしいし、短絡的な又は売上げ目的
狙いだけで扱うのはおかしいと思う。

男と女がいる以上、そこに性の問題が付きまとうのは必然。
ドラマだって映画だって性を具体的に扱っていることは多い。ゲームだけではない。
ただし表現に加える以上は作者の意図を感じさせるものでないと、無暗やたらと
女性を性玩具的に扱うことについては同じく反対派だ。

じゃあどの線をもってNGなのか?というと判断に苦しい。
売春は禁止されているはずなのに吉原などでは公然と売春ソープがあるじゃないか
って話もあるからね。リアルで許されているならゲームでも許されるだろうっていう
言い方は出来なくもない。
(ちなみに売春禁止法は組織的に売春を行う行為が違法としおり、個人が
売春することは違法としていない、という抜け穴が現存している)



この手の話をするとキリがないのだが、繰り返しになるが表現者側、ゲーム制作側は
どうしてこの表現を加える必要があるのか?は、しっかり考えつくしておいて欲しい。
と思った。



ゲームに登場する女性キャラはいかにして性の対象として描かれているか? - GIGAZINE
< http://gigazine.net/news/20140623-game-female-objectification/ >

はてなブックマーク - ゲームに登場する女性キャラはいかにして性の対象として描かれているか? - GIGAZINE
< http://b.hatena.ne.jp/entry/gigazine.net/news/20140623-game-female-objectification/ >

ゲームは子どもの情緒や行動に悪影響を与えない ― 英国の大学が調査 | インサイド
< http://www.inside-games.jp/article/2013/11/19/72114.html >