画力はピカイチ。でも内容の評価別れる。

はてブホッテントリに入り、ニコ動でも1万再生を越える、「機械人形ナナミちゃん」。

さすがにブログに書くのだから本編読まないのはまずいと思って読んでみた。
切り口はとても面白いと思った。
確かに節々に急いだ感があったのは残念だった。
「ツメが甘い」「起承転結がなってない」というのは確かに多少感じられる。
ただそれで捨てる作品か?というと、ちょっと物凄く惜しい気がする。

ニコ動に上げられているものは、多分著者の知り合いだろうか?が声を当てている。
コマごとにハイライトさせてコマの進み具合を分かりやすくしている。
これだけでも結構な手間、作業だと思う。


同作者のサイトには、あえてレイアウトを潰して出版社への不満が書きつづられている。
(コピーペーストしてメモ帳に貼りつければ読めるようになる)

確かに企画会議の意味・意義ってなんなんだ?と思う部分もある。どこまで精査しているのかと。
掲載・出版に至るまでの合意形成は視覚化されてないだけに、苛立ちは積もるだろう。

温情をかければゴマンという作品が出版化、アニメ化、ゲーム化されなければならなくなるだろうが、
そういうのを丁寧にリライトして出版なりアニメなりゲームなりしてあげれないのかな?ドワンゴは。


出版社への恨み辛みの気持ちに同情するが、しかしそこを経て実際にプロデビューしている人は
数多くいるわけで、綺麗ごとを言ってしまうとそこは同作品を他社に持ち込んでみるとか、
トライする必要性は有ると思う。

これだけ画力と描き分けがしっかりできているのだから、将来性は有ると思う。


出版社の透明性の悪さは批判すべきところだが、プロって本当に難しいなあと思う。


木星在住
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