ニコニコ生放送って、MMOに凄く似てる(有料会員1年を迎えて思うこと)

本当は1ヶ月だけやろうと思って入ったのだが、いつの間にか1年間も有料会員を続けてしまったw
解約方法を知らなかったこと、解約方法が面倒くさかったこともあって続けてしまったというのが本当のところだ。
月額525円という金額もあって、それほど苦にならなかったというのもあったのだろう。

1年間見続けてきて思うことは、MMOのシステムに限りなく近い。ということだ。

特に思うことは生放送をしている有料ユーザーは、たいてい1年で放送の継続を終了するか、放送間隔が非常に長くなっている印象がある。この現象、MMOのユーザーも同じなのだ。
俺はリネージュ2というMMOを4~5年続けていたのだが、このゲームは当初ベータサービス(無料期間)だけと思っていた。しかしゲームを始めてやっていく中で、仲間やクラン(同胞組織)に参加していくとなかなかどうしてw脱退することがし辛くなってくる。

ニコ生もそうで、多くはオープンが多いのだが、コミュニティーに参加することで放送履歴や予約放送を確認することができたり、コミュニティーメンバーリストの閲覧や掲示板を利用できるという特典がある。
コミュニティーメンバー同士での親睦はMMOほどにないものの、みんなで同じ番組を応援しているという錯覚wのような雰囲気を味わうことはできる。


ニワンゴドワンゴとして、着歌コンテンツ事業が斜坑産業になりつつある中で食いぱぐれしないようドワンゴが実質上の主導権を握って行っているのが、ニコニコ動画・生放送というウェブサービス

ドワンゴニワンゴは主軸商品としてニコ動を育てて生きたいようで、とりあえず5ヵ年計画は無事達成できたというところだろう。4月末に開催するニコニコ超会議イベントは、今後の5カ年計画を占う上で実験商品として行うのだと思う。
そして、ここ数ヶ月なんちゃってユーザー主導型公式放送をおこなっているが、彼らとして5カ年計画の担保を早く掴んでおきたいという思いの現われだろうと思う。

この前も言ったが、ユーザーがどんなに頑張っても発言権・決定権のあるニワンゴドワンゴを動かすのは無理だし、無理でなくても相当ハードルが高いと思う。
彼らの事業、仕事なのだから彼らが決めればいい。ユーザーは思ったことを思ったとおりにニコ動・ニコ生を使えばいいと俺は思う。
そう思うのはリネージュ2をやっていたときもそうだったからだ。何度もメールで意見をしても、一向に変化はない。確かにサーバー追加や一部システム改善はユーザーの声で修正されたが、それでも採用されたケースは5指に満たない。
そうなってしまう理由があることも分かる。社内の意見を採用しなければ、社員のモチベーションは下がる。改善点は表向きの機能だけではなく、内部的な機能もある。抱えている社員リソースを十分活用するには、会社主導にならざるをえない。

前回もいったように今以上の制限・制約をユーザーに与えない限り、向こう5年は持つと思う。
ただこれが2chのようなトラブル要因の元になってしまっては、苦情になり、警察・政府が動き出すことにもなりかねないことは留意しておいてほしいものだ。
今は2chが麻薬販売の温床になっているが、これがニコ動に移ってしまったとき、ニワンゴドワンゴはどうするのか。そういったことも含めて、対処策を考えておく必要は在ると思う。


印象・感想は、あまりに手広くやり過ぎている点を危惧する。ポータルサイトにしたいという思いは分かるが、管理するにも限界がある。こんなに色々やって消化不良にならないのか、心配に思うところもある。
勝手な思い込みをいうと、5年は持つがその先はどうかな。下火になっていくんじゃないかと思っている。

それと。もしユーザー動画・生放送サイトをYahooやNHKなどがやり始めたら。と考えると、ニコ生のユーザー数がわりと早めに頭打ちになる可能性もある。

昔の俺なら「がんばれ!ニコ生」って言っていたと思うが、同じ大人たちを信じれなくなったのもあるがw
「駄目になるときは駄目でしょ」って思っている。
仮にニコ生が今すぐサービス終了になって、毎日楽しみにしている番組放送がなくなっても、残念だね、としか思わないだろうなと。



ウェブサービスって人気商売だから。
それをニワンゴドワンゴとニコ動スタッフがどれだけ理解しているかで、自社商品の寿命がきまるように俺は思う。



[参考元]
ニコニコ生放送
< http://live.nicovideo.jp/ >

MMORPG - Wikipedia
< http://ja.wikipedia.org/wiki/MMORPG >