価値は存在(サービス)ではなく「コスパ」で決まる

ってことです。

1列車動かすことで何万円かかっているのかだ。
片道6時間として、車掌2名、運転手1名、社内販売員2名とする。
日給単価を車掌、運転手=18,000円、社内販売員=10,000円 →74,000円
10両編成だとして1両の運行費用が5万円だったとしたら →50万円。 これで約60万円かかることになる。
(車両運行費用はあくまで俺の予想であって実際はもっと高いかもしれない。運行費用は車両利用料、電気使用料、清掃費、汚物回収費、修理・保全費用などが加味された料金。と言う設定で考えた)

片道6時間だと東京~大阪までくらいだから、1.5万円くらいの運賃になるだろうか。
経費60万円の場合、最低40名は乗車しないとペイできない。でもペイできても利益にならないと意味が無い。
利益30%が最低ラインだとした場合、最低90万円くらいは売上げがないとダメだということになるから
実際の乗客数が60名なければ運行する価値がないと見られることになる。

実際今のブルトレの乗客数がどこまで減ったのかは分からないが、JRにとってデメリットになっていたことは想像し易い。


先日話したセルライクCGアニメの件でもそうだが、結局「客単価」「製品単価の収益率」という偏差値に似た値だけで決められる世の中なので、偏差値50を下回ったら首切り対象になるのは回避できないと思う。

話しそれるが
グループ展開しているパチンコ店には大きく分けて2つの経営パターンがある。
1つは店舗利益率型。
もう1つはグループ利益率型。である。
前者はその店舗ごとの利益率で決算しているところ。後者はグループ全体の利益率で決算しているところだ。
前者だと独立採算制だから赤字になると店長はクビか降格対象になる。後者だとたとえその店が赤字であってもグループ全体として黒字ならそれでいいという考え方なので、よほど悪くならない限り店長が処分されたり店舗閉鎖に追い込まれる事は殆ど無い。

1社で幾つもの案件を抱えているものだが、1年に10製品を開発している場合、とうぜん売れるもの在庫になるものがある。
今の世の中の多くは「製品ごと」にノルマが決められて到達度によって評価される。だから実務を行う人たちにとってはプレッシャーになり萎縮した製品(作品)しか出せなくなってしまう。これが現状だと思う。
俺はそういうやり方には辟易してるので、もっと大きな目で考えるべきだと思う。


実務サイドはもっと経営側に怒りを覚え反抗すべきだと思うのだ。


自民・石破幹事長、ブルトレ廃止に「異議」 「この便利さが何故価値として否定されるのか」 : J-CASTニュース
<http://www.j-cast.com/2013/12/21192466.html>