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彼のファンになったか。
というとファンになったとまでは行かないが、自分が目指したかった思考性に近い方だと感じた。
9/16、ロフトプラスワン：青木理×久田将義のダークサイドトークのゲストとして登壇され、俺はその観客として入った。
たぶん今までにも彼を見たり聞いたりしたことはあっただろうが、意識することは無かったしイベント告知のゲスト名を見てピンときたわけでもなかった。何も知らないからこそ彼の話を素直に受け止められ、インパクトを受け取れたんだと思う。
事実に基づく考察。
宮台氏はこれを徹底していると、ニコニコ動画に置かれた過去動画を見て、より強く感じた。
あくまで事実ベース。極力自分の邪念を払いのけて考察されているところは科学者として尊敬するところ。
ただ弱点がある。というのは得た事実、情報が間違っていた場合。いまでこそ戦中でないので強くバイアスがかかった情報は少ないが、それでも計算ミスや誤字は起こるので「その情報、本当に正しいの？」という観点で見るべき。だがじゃあその情報が正しいか否かをジャッジするための元ネタが必要になる。でも同じ観点で観測、集計したデータってそうそうあるわけではない。じゃあ自腹で調査するか、スポンサーと資金を集めてやるか？っていうとハードルが一気に高くなる。
つまり他人からのデータを得てスクレイピングやキュレーションをやっているので、非常に他人依存度が高い。下手しなくても１００％を外部依存してしまっている。これが弱点。
じゃあどこで補えばいいか。というと、もうそれは更に古い資料を持ってくる以外にない。そして昔と今得られる情報を照らし合わせて、今得られた情報に疑義が無いかどうかをチェックするしかない。と思う。もう炙り出ししかない。
宮台氏はデータ、過去の論文や考察などをとても活用されている。
エビデンスありき。と考えておられるか否かはわからないが、エビデンスありきで見ておられるのではないかと思う。そうなら俺はそれは正しいと思う。
エビデンスがあってこそ考察が活きるので、その考えは必然的だと思う。
宮台氏の発言に対し愚の音も言わせないと、誉め言葉なのか揶揄なのかわからないが、言っている人がいるが、具の音も言わせないように言っているのではなく事実に即して言っているだけで、相手が言っていることが正しければ何も言わない。間違っている、またはそう思うから言っているだけ。
宮台氏の発言が曖昧で分かり辛い、抽象的、対案を出さないなど言っている方を散見するが、話の主題や中身の脈略を追ってきてないよね。と思う。
自分は結果こう思う。
自分は～～から、こういう想定をした。
調査すると～～～～と～～～～という事象、原因がある。
故に、自分の想定は合っていた（又は間違っていた）という結論に至る。
と理路整然に話されている。
俺は宮台さんのファンでも支持層でもない。
また彼が常に正しいことを言っているとも思ってない。だって彼も人間だから。
しかしデータを出し、分かりやすく何故そう考えるのかを明示している。あやふやにしようとはしてない。（言葉足らず舌足らずはあるだろうけど）
俺が宮台さんを支持するとすればこういうところにある。
