TVer、ネット民を引き込む策はどうなのか

地上波番組を「TVer」で同時配信、民放5局らが実証実験(Impress Watch) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200117-00000203-impress-sci

 

正直、俺はTVerは使ったことも見たことも殆ど無い。たぶんあったとしても2~3回。

ネット配信する以上は演者と演者の芸能プロダクション、そして何よりスポンサー企業の同意が揃わないといけないはず。

演者は大抵OKしてくれるだろう。問題は芸プロとスポンサー。
芸能プロダクションは、高めの金額または年契約年払いで要求してくるだろう。
スポンサー企業は、TVでCM放送しているので企業側の要求は回収できているはず。番組の著作権はTV局側にありスポンサー側に権利はないはずだが製作費を払っているのはスポンサー企業。だから何らかの権利を主張できる権限はある。またTVerなどネット配信する際はスポンサー企業の同意が必要のはず。

これら複雑な権利関係を一元化すべく、当初から各社・各者と包括契約しておく必要がある。

 

で。

ネット配信は2次配信なのだからタダで放映するのは好ましくない。
基本はユーザから利用料を取って配信する有料配信にすべき。

しかしそれだと一見さんは来ないので、無料配信の区分をつけ、その無料配信に対して制限をつける。
制限は正規ユーザ限定、端末制限、期間制限、時間制限など。またネット放映するために新たなスポンサーをつけて無料配信するというのも手だと思う。

 

そして。

TV本放送と同時配信。これも原則は有料配信にすべき。

しかし新規ユーザを取得する目的があるなどに対応できるようにすべき。

またTV本放送同時配信の場合は、AパートBパートCパートに分けて、Aは無料、BとCは有料だがBは無料会員も見れる宣伝用パート。つまりニコ生のチャンネル放送と同じシステムってことだ。

更に。ニコ生にも無いシステムとして、有料会員向け限定コンテンツ販売なども同時に行っていくべき。

 

何が言いたいかというと、ただ配信すればいいと思っているのなら、配信業はやめたほうがいい。

そこで何らかのマネタイズを絡ませて配信するのであれば、たとえそれが営業的に失敗したとしても有意義だと思う。