ニコ生の悪いのは、サブカル一筋を諦めきれてない事

ついさっきもYOSHIKIGacktの対談を放送してたりしてたが、これってサブカル、アニメファン向けじゃないよね。
どちらかと言えば一般人向け。

そもそもニコ動ニコ生はサブカルを扱うチャンネルとして作ったはず。しかしそれが180度といわずとも
100度くらい方向転換しているように感じる。
つまり彼等はサブカルを扱ってはいるが、実際のところサブカルだけではやっていけないことを証明しているようなものだ。

日本のゲームがライトユーザー向けが多いのは、やはり日本はどこの国よりもライトユーザーが多い国だということでもある。
売れてなくはないがFPSゲームCODやBFなんて、はやり欧米の方が遥かに売れている。もちろん人口の違いはあるものの、日本で売れるのはFF、DQといった王道系というかメジャーブランドだ。


ニコ動ニコ生はサブカルをメインに始めたが、ドワンゴの失敗を知った上で始めたAbemaは最初からサブカル系はサブ的扱いに留めて、ライトユーザーな一般向けに注力してそれが功を奏したのが元SMAP番組だったのだと思う。


Abemaは番組の間のインライン広告で収益を上げるタイプであるが、自分たちが思っている規模、会員数や視聴者数に達したら、有料番組を始めるだろう、と俺は思っている。
それはニコ生がある程度成功しているからでもあり、たぶん番組製作側から要望が出ていると思われるからだ。
TVだと独占スポンサーだと1回だけで1億はかかる。しかしネット放送なら100万円もかからないレベルで、独占番組を作ることが出来る。それで有償番組なら収益も上げられるとなれば、是非という話になるだろう。

YoutubeLiveは、あまり一般的ではないが一部で有償番組を行っている。
今後この有償番組枠を広げるのかどうかは分からないが、ネックになっているのはたぶん
最低価格だと思う。
Googleのことなので最低でも500万円以上払わないとできない、とかそういうハードルがあるようにおもう。
そういう意味ではニコ生は有料放送を始めやすいのだろう。

Abemaが有料放送を始めるタイミングがいつなのかは分からない。
しかし亀田、72時間放送だけで満足しているとは藤田社長の話からは感じられない。たぶん大晦日にも何か手を打ってくると思っている。
俺の予想では早くて再来年、2019年春以降でないと有料番組を始めることは無いように感じる。
どこの企業でも3カ年計画という中期計画を立てる。abemaTVは2016年4月スタートだったので、まだ2年に満たない。2016年は正式サービス開始の年であったが、藤田社長の心はベータ版的な1年と捉えていたのではないかと思う。
2017年は72時間放送で大きな山場を越えられたので、2018年は鉄板を作りたいと思っているのでは?と思う。
軌道をつくるのに2018年末まではかかると見ていて、本当の事業は2019年からスタートという考えを持っているという予測は、あながち間違ってない見方だと俺は思っている。

一方、先人のドワンゴがどうするか。
けもフレ騒動でカワンゴ(会長)が出て陣頭指揮をとる大事があったばかりで今もまだ2期の予定が立てられてない状況。離れていく有料会員。ブレる番組編成。どうやって立て直すつもりなのだろうか。

ネット放送局の明暗は今年中に付くとは思わないが、2019年には優劣がはっきり見えてくるのではないか?と俺は思っている。