体罰と暴行。その線引きは?

体罰
  こらしめのために、身体的な苦痛を与えること。日本の学校教育では、法
  律によって禁止されている。

「暴行」
  乱暴なおこない。不正な行為。

(参考元:goo,三省堂大辞林より)



体罰は制裁の意味が含まれているのが、暴行と違う点だろうか。

体罰がダメとなれば、校内で揉め事が起これば学校は警察を呼ぶか、裁判にす
るしか、休学に処する以外にないことにならないだろうか。

体罰が良いと言っているのではない。体罰を禁じるのは良いが、その線引きが
曖昧なまま、ただ禁じるのはどうか?と思うのだ。


例えば尻を叩く、平手打ち、頭の殴る。といったケースは結構どこにでもまだ
残っているように思う。
人によってそれが暴力だと思う日ともいれば、愛の鞭と捉える人もいる。そん
な人によって受け方、捉え方が違うものに線引きができるかどうかも疑問だ。
(尻を叩かれるのも、身体的苦痛には違いない)


じゃあどうするのか。それは脈略の中で、個別に良し悪しを判別していくしか
無いように思う。ただ体罰はNGだけでは、体罰と禁止という2つの言葉が
一人歩きしてしまうような気がする。


学校内で処理できることは学校内で処理できるようなシステム、仕組みを持た
せなければ、学校の教諭たちとてもやり辛い中で教師をやっていかなくてはな
らないようになる。
逆にトラブルが起きた場合、外にださまいと色んな手を使って隠蔽しようとす
る学校が増えてきそうなきもする。


いきなり雁字搦めに縛り付けるのではなく、ある程度は学校側が判断できる部
分を残しつつ、徐々に制度や法律を厳しくしていく形でないと、表にでるべき
事柄が裏側に潜んでしまうようになるのでは?と危惧してしまうのだが。





体罰教師>名前は情報公開を 兵庫県教委の敗訴確定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071126-00000105-mai-soci