パタリロ一挙からのマンガ夜話

マンガ夜話、微妙だがYoutubeに上がってたので見てしまったw

色んな背景が聞けて楽しかったが、このリアルタイムでもパタリロ!乗れ債が続けられ、
舞台化されている。という、こち亀じゃないテーストの作品が長きにわたって存在している
その不思議さを知りたかった。

具体的に言えば、魔夜峰央パタリロを何故白泉社の編集が採用し、花ゆめ3年、
Planet増刊8年、別花とメロディで25年と続き、いまはWEBマンガとして継続しているのか。
夜話でいしかわ氏が少女誌にギャグものを持ってきた功績を高く評価していたが
作品を描いたのは魔夜峰央だがそれを採用したのは編集部だ。なぜ彼の作品を採用したのか。
もっと言えば売れると思えたのか?ということ。
売れるとは思わなかったが花ゆめの空気を変えたかったからなのか。というのが知りたかった。


けっこうな大人になって久しぶりに見直した訳だが、結局中身は古典。
ライヒは男性だが仕草や行動は女性そのもの。それもアホな男性が求める女性像そのものだ。
実際の女性はマライヒのような完全に尽くして、常に嫉妬してなんて人はむしろ稀有だw
どこか安心できるところを落としどころとしているように俺は感じる。

岡田氏はアニメは原作のテンポの5割引きだと言っていたが、ニコ生の一挙放送でも視聴者コメントで
そう言ってた人が数名いた。そこは広く対応するべくあえてそうしたんだと思うけど。それでも
この怒涛のボケ倒しは今のアニメにはないテンポ感だと思う。

23分という時間枠があるからしょうがないのだが、適当に進めて最後は瞬発的にお涙ストーリーに
持って行ったりしてるところは雰囲気でもってる作品なんだろうなと思う。

夜話では同性愛描写についてはあくまでモチーフとしか使ってないという論評が多かったが、
パタリロの後に放送されてるストップひばり君も含めて、ホモ・ゲイという世界をアニメにも持ち込んだ
という意味ではイントロダクションとして凄く貢献していると思う。

ただ今、地上波でパタリロをやればBPO審議は免れないw それはニコ生一挙でも散々コメントされてた。
なのでこういう作品であっても作品として評価して欲しい。そう思った。


BSマンガ夜話 「パタリロ!魔夜峰央 (2005年)
https://www.youtube.com/watch?v=GhxdiqGcChI