4K・8Kは本当に必要なのか?

映画、絵画、旅行記には向いてるだろうが、バラエティ番組はせいぜいフルHDで十分どころか
VGA程度の画質でも十分いい。
録画禁止云々を話す以前に番組としての品質、内容を考えるべき。

ゲーム機の高画質化が開発費の高騰を招いたのと同じように、テレビ番組の制作費も
4K、8K化することで開発費・制作費が高騰化すると思われる。
ドラマやニュース番組なら撮影機材を4K・8K対応化すればいい程度で済むが
問題はアニメ。高画質化に伴う工数の増大、高画質化対応で製作現場は大変になるだろうと思われる。


4K、8K化は本当にテレビ視聴者数を上げる要因になるとは考えづらい。
視聴者サイドを言えばまだまだ受像機(液晶テレビ)が高額。安いタイプでも43インチで8万円。
8Kは2015年秋にシャープが出した85インチが1600万円と高級外車レベル。先日のCESで
LGが8Kを発表したが価格は非公開だが各社製品化を進めているようだが、それでもまだまだ
高額状態が続くと思われる。

4K、8Kテレビであまり触れられないことがある。高音質化と、日本ではテレビ局が規制している
ネット機能の融合化が課題。
前者は有名スピーカーメーカーらの製品を導入すれば問題は解決できるが、後者は
日本独特のシステムで政治的に動いていかないと解決は難しい。
スマートビエラはテレビを見ながらネットも観れるという機能が民放の規定に引っかかった格好。
しかし同時には見れないがネット機能を付けている液晶テレビがほとんど。同時視聴は
番組で紹介している商品をネットでその場で購入できるのは視聴者の利便性を高められる。
それでもテレビ局側はこの規定を変更しようとはしてないようだ。

権利者の権利を守ることしか考えないのは日本の米政策に似て溜息しか出ない。
権利を守ることは大事なのはわかっているが、今はどうやってテレビコンテンツを守るのか、
今後テレビコンテンツはどうあるべきか?を考えた上での話だということを、テレビ局の
経営者たちは全く理解していないし対策をしようとも考えたない。


4K番組の録画禁止案に広がる波紋…テレビ機器不要論にまで発展か | ニコニコニュース
 <http://news.nicovideo.jp/watch/nw1992044?news_ref=nicotop_topics_topic>

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