CM中も40万人見てくれているかは疑問

以前、テレビ視聴率1%=約40万人(約16万世帯)が見ているという話をしたが、番組中は40万人が見ていたとしてもCMも40万人見ていたとは到底思えない。
それは俺自身、CMに入ると他局をザッピングしたり、違うことに目を向けたり、ネットで検索してみたりということが多かったという経験があるからだ。

機械上は視聴率1%と出ていても、じゃあ1%全員がCMもちゃんと見ているかというと、甚だ疑問。

じゃあ実際どれくらいの人がCMを見てくれているのか。俺の印象をいうと、多分4~5万人ではないか?と思う。


え?そんなに下がるのか?と思うかもしれないが、論点から外れるがネットサービスでは無料サービス会員数に対し有料会員数はその5~10%と言われている。またパレートの法則では利益の8割は2割の客で成り立っているという理屈がある。ここから導き出した俺様理論は、こうだ。

視聴率1%=40万人 → CM視聴者=4~8万人


何でこんな話をしたかというと、例えばニコニコ生放送だと1番組の来場者累計3万~6万アカウントだ。
つまりニコ生で番組するとテレビ番組視聴率1%を取ったくらいの効果があると言えるのではないか?と思う。
ゴールデンやプライムタイム(視聴率5~10%以上)に広告主になるのならいいが、深夜番組に出稿
するならニコ生やUstで放送したほうが費用対効果を得られそうだ。

ということで。
先日の苫米地氏の発言ではないが、TV局が電通と広告主の顔色に一喜一憂しているというのであれば
自らが番組と広告をつくりリスクも背負うというネット放送は、顔色を伺う必要が殆ど無い媒体であるという
言い方ができそうだ。


実際のところは電通や視聴率調査会社、テレビ局の関係者でしか分からないところだと思うけど、
もしそうだとしたらテレビの深夜番組は崩壊していく・・・かもしれない。