ゲーム機ハードの覇権は敵対側のミスが主原因

最近ゲーム機ハードの話をしてたので、ふと振り返って考えてみた。

ゲーム機ハードの土壌、優秀なソフトのおかげで敵対ハードを超えたプラットフォームって
初代プレイステーションしかない。

話が飛躍するがAtariのAtari2600後のアタリショックは、無策だったアタリ社のミス。
それが任天堂ファミリーコンピューター(FC・海外はNES)がヒットできる土壌になった。

32bit機時代になって任天堂の牙城を落としたのがSCEプレイステーションだった。
ハード、ソフト共に新機軸を立て、ソニーというブランド名を最大限に活かせた。
だから任天堂は窮地に追いやられた、ゲーム業界にとって大きな変換点になった。

その後、任天堂NINTENDO64GameCubeを出すも空振り。
SCEにトップを完全に明け渡した。

しかし。
PS1、2を大成功に導いた久多良木氏が次なる飛躍を目指したたもののミスをしてしまう。
プレイステーション3の失敗だ。
東芝IBMと共同開発したCPU「Cell」は液晶テレビも牽引するはずだった。しかし従来と比べ
その独自性が強すぎて開発コストを跳ね上げてしまった。それだけではなく、消費者に対し
当時6万円の高額なゲーム専用機を出してしまった。
実売で1万円も安いXBOX360にユーザーが大きく流れてしまった。

そして現世代機。
好調に推移すると思われたXBOXの次世代機(現行機)は、2014年のE3で大失敗を犯してしまう。
最大の批判は中古ゲームソフト対策を打ってしまったことにある。
Microsoftの後にプレスカンファレンスを行うソニーは「PSは寛容である」といって大賞賛を浴びた。


Atariのミス。
任天堂横綱商売からの失速。SCE、PSの台頭
ソニーCEのミス。
Microsoftの凡ミス。

ゲームハードの優劣は敵対ハード側のミスで決まっているといっても過言ではない。
だとすると、質の高いシェア競争はできていなかったことになる。
これでは幾ら頑張ってもゲーム業界が本当に成長したと胸張って言えなくなる。

スマホが台頭したために家庭機が減速していると言われて久しくないが、もっと大きな視野で
全体のことを考えていかないと、本当に家庭用ゲーム機、コンソール機の市場が縮んでしまう
のではないかと危惧する。

現行機ではPS4がぶっちぎりのトップだが、本当にそれでいいのか。
なぜWii UXBOX ONEは支持されないのか。ダメなのか?
栄枯盛衰ではあるがゲームメーカーはもとよりゲーム雑誌などのマスコミも含めて真剣に考えて欲しいと思う。