(http://www.choke-point.com/?p=13209)
[Ubisoft CEO「PlayStation 5と第4世代Xboxは早ければ2019年に発売される」 - GamesIndustry.biz Japan Edition]
ってのが俺の言い分。
XBOXONEは当初、Steamのようなコンソール機を目指していたが猛批判を喰らったのと
叩き潰された。
現世代機は2013年末に発売された当時もValveのSteam(2003年~)、EAのOrigin(2011年~)はあった。
でもこれらの登場時期にはコンソール機が隆盛を誇ってた時期でもあったのであまり注目されなかった。
でも今はPUBGのような超ビッグタイトルを筆頭に成功例が増えてきたこともあり、Steamはマーケットになる
という見方が優勢になった。
もちろん、今もなおPC=WindowsOSという体だから、Microsoftもこの流れに乗っかっている。
SIEや任天堂からすれば、ストリーミングに全部移行されてしまえば困る立場だ。
ゲームメーカーが居なくなれば商売できなくなる。当然、SIEは猛反発するだろう。
素地としてAzureやOffice365のようなクラウド開発基盤をいくつもやってきているから
例えばMSが
「時期ハード発表しますが、ハードはありません。XBOX 365、ストリーミング展開します!」
と言ったところでだれも驚かないだろう。
でもSIEにも、任天堂にもそういうノウハウはゼロに等しい。
こんなこと言っている俺はPS4勢だ。
でも毎日のようにPS4を使っているが、ホーム画面の使いづらさ、動きの遅さは本当に嫌になるレベル。
コミュニティの掲示板の動作も、なんでこんなにもっさり、止まり止まり動いているんだろう?って思う。
ということは、SIEは、クラウド環境などを構築するノウハウが少ないのだと思う。
いまでこそ上級エンジニアはいるだろうが、それでこのスペックでは将来に期待はできない。
開発・販売元への還元率が増える可能性があるが、これは本当にできるのか?ということ。
そしてストリーミングが中心になるなら、どこがポータルになれるのかだ。
Steamは既に覇権しているので最大のポータルになり得るだろう。これはパブリッシャーも支持しているから
そうだと断言できる。
Originはsteamほどの規模になれてないこともあって、EAがどこまで注力するか次第だろう。
そして。
やはりAmazonがこの分野にも進出してくる可能性が高いという事と、中華だとアリババが手を出してくる
可能性がある。
展開しているだけでゲームソフトには興味なさげに見えるが、俺はそうだとは思っていない。
中華アリババは中華最大のネット系企業だが、ゲーム開発ノウハウはなくてもポータルなら知名度も
活かして展開することは割と難しくないだろう。
UBIが次々世代機は無いと遠回しに言っているが、ホンネは今すぐにでもストリーミングに全移行したい
と思っているのだろう。でなければこんな発言に至るはずがない。
でもPS4やXBOXONEにも自社製品を配給しているわけで、この部分の二枚舌はどう説明するつもりなのか。
切り替えることは容易だと思う。
しかしSIEや任天堂はそういうことをするには相当時間を要すると思う。だって2社とも自社OSマーケットを
持っていないから。WindowsOSのPCを使うか、専用コンソールを出すしかない。
今は昔と違って、日本国内のゲームメーカー、ゲームパブリッシャーは海外、アメリカの企業と比べて
力が無い。だから海外のメーカーが、据置き機、コンソール機をNOと言い出せば、SIEは嫌でも
ストリーミング用ハードウェアを出さざるを得なくなる可能性は低くはないと思う。
そもそもコンピューターで作られているゲーム。プログラムで作られているゲーム。
販売の仲介がいなくなれば、ゲームメーカーの利益が増えると考えるのは自然だろう。
仲介業者がいればいるほど、消費者も生産者も辛くなる。だからストリーミングは必要だが、
そうなるのは、かなり先だと思う。