トヨタの麻薬逮捕について

毎度のことだが表層だけ取ってしまって語気荒げたことを書いてしまっていたので
自戒の意味も含めて書きたい。

弁護士小森榮の薬物問題ノートサイトによると、ジュリーハンプ容疑者が密輸したとされる
麻薬は、北米では要処方箋の医薬品扱いだそうだ。なのでハンプ容疑者は常用していたのだろう。
しかし日本では濫用性や呼吸器官への悪影響を鑑み「麻薬」扱いだということだ。

豊田社長の会見を見てないのでわからないが、豊田社長は薬について語るべきだった。
読売の記事では「法を犯す意図はない」と書かれているが、小森氏のブログ記事が正しければ
ハンプ容疑者は医療薬としか認識がなかった可能性がある。ってことを言うべきだった。
でなければ誤解をよぶだけ。そこは医師、薬剤師に尋ねたり、もちろん警察に事情を聞いて
その話をすべきだった。

ハンプ容疑者が医療薬という意識だったら当然違法性は感じてないはずだから
だから「ケアが足りなかった」という話になったのだろう。
なんでそう思うのか?をちゃんと言わないと伝わらんよ(^^;


たまたま見たはてなブックマークに上がってたからこれを知れたけど、知らなかったら
麻薬を常習するおかしな人を雇ってしまったんだなってなってた。
ネットニュースは概要だけ報道するケースが多いから、ちゃんとした背景や検証された
記事が少ない。自分にとってもいい反省材料になった。

一般社員ならいいってわけじゃないが、役員は薬の使用履歴とかもチェックしたほうがいいだろうね。
特に国をまたいで来る人は、常備薬だからいいと思っていてもその国では違法だったりするから。
これが中華だったら、麻薬密輸は死刑だよ。
ハンプ容疑者は情状酌量も含めて初犯だから罰金で済む可能性あると思うけどね。

グレーゾーンの話は経緯を含めて検証が必要だなと改めて思った。


オキシコドン輸入事件で、久々に処方薬乱用について 弁護士小森榮の薬物問題ノート/ウェブリブログ
 <http://33765910.at.webry.info/201506/article_8.html>

役員逮捕で豊田社長陳謝「仲間信じ捜査に協力」 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE
 <http://www.yomiuri.co.jp/national/20150619-OYT1T50127.html>