期待する変な人は、常識人が選べるはずがない

iPhoneの生みの親、ジョブズだって奇人変人呼ばわれしたあげく、MSと比べられてうだつの上がらない奴
っていう蔑んだ見かたをされつづけていたわけだ。
もちろん会議で承認を得られたからこそのiPhoneだろうが、おもちゃのようなiMacなどを含め
指示を得るまでは非常に長かった。

またジョブズApple創業者、社長としてではなく、Appleに新卒社員として入社してきたとしたら
Appleジョブズの発想、理念を信じて製品をつくっただろうか?


俺の好きな作家に故・中島らも氏がいる。
彼もかてねつデリカフーズに見初められなければ、きっとただの薬物中毒者、犯罪者としてしか
生きて来れなかったんじゃないだろうか?と思ったりする。


期待する変な人(改革者)は、たぶん、きっと、偶然でしか生まれないと思う。
その偶然を金の卵だと真贋を見抜く力がある人もまたかなりの変な人でないと
見つけられないとも思う。


20代のころから中島らも氏はTVのことを憂えていた。でもそれは更に悪化した現在がある。

何が良いたいかというと、変な人は偶然が重なりあわなければ価値あるものとして発掘されないし、
価値があったとしてもその変な人を認める社会構造がなければ、基地外だとしか見られず
潜在能力を発揮させることなく、ゴミのように捨てられている存在になっていたのだろうと思う。

特に超保守国である日本においては、拾われても捨てられてるケースがかなりあるように感じるし、
拾われもしないケースも米国の数倍以上有りそうに感じる。


日本が、日本人が、自分たちの概念だけで判断して可能性をつぶしにかかる態度を改めないと
少なくともジョブズのような人は日本には生まれないと思う。本田氏や松下氏のような人もでてこないだろう。
ということを認識したうえで、今後のことを考えるべきではないかと思う。




総務省に「変な人」志願者の電話が数百件殺到、注意呼びかけ | THE PAGE(ザ・ページ)
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