馬鹿とハサミは使いよう


ロボットが人類を滅ぼすという話題は明治時代ごろからある言い尽されている話題だ。

例えば火星や太陽系外の惑星を調査へいくには、燃料依存ではあるが、
ロボットしか考えられない。人間は0歳から数えたってせいぜい100年が限界だからだ。
だから優秀なロボットの開発と生産は必要だし、不可避だと思う。

人工知能を有するロボットは人間からすれば所詮道具でしかない。
その道具であるロボットを完全に自律させ、生殖機能(自己生産工場)までつけるのは
数兆以上の資金が必要になる。自らを増殖させる工場を与えてやったとしても、
パーツを作るための原材料はどうやって調達するのか?自らで採掘ロボットを生産製造し
なんて人間の力がなければできない。

以前にも書いたがロボットは生産には長けているが、生産したものを消費することが出来ない。
どうやって自分たちを動かす燃料を作るのだ?どうやって原油を探索して掘って精製して
自分たちのエネルギーにするのだ?
机上では出来るという答えになるだろうが、極めて現実的ではない。
ただでさえ雇用創出しないといけない各国政府なのに、ロボット社会を作るための
予算なんて出せっこない。アポロ計画の予算を遥かにしのぐ資金が必要になる。

上に述べたように社会がロボットに飲み込まれるという妄想はあまりに現実的ではない。


しかし先進国の少子化は留まらないだろう。そして労働者が減っていくだろう。
じゃあ誰がやるのか?といえばロボットで置き換えるしかない。
人がやりたがらないキツイ、キタナイといった過酷労働は人手不足はさらに深刻になる。
そういった人がやりたがらない仕事はロボットに置き換わるだろう。

人が新天地を求めるときも最初はロボットに託すしかない。


SF映画を楽しむレベルならロボットで人類滅亡は楽しく聞けるが、
現実的にするとなると今の世界情勢ではとても現実的ではない。
それに自己増殖力の機能をつけなければロボットは完全に自律できることはない。
つまり自己増殖力という機能を付けようとする企業はあるのか?と。


ゴシップ誌を読むのは楽しい。その程度にしたほうがいい。
ホーキング博士は偉大な方だが、彼の話を膨らましているのはマスゴミでしかない
ことも知った上でこの話を話題にした方が良い。



Yahoo!ニュース - 人工知能で人類は滅亡する?  ホーキング博士の警告...
< http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141209-00000021-jij_afp-sctch >