金メダルは1つでいい

金獅子賞を獲った北野武氏が、金メダル1つ獲れば後が楽になる的な話を以前していたことがある。

予算0円、スタッフ3人、製作日数3日、売上げ100億円であればいいわけだが、それは物理的に無理。
でも金メダル1つなら獲れるんじゃね?で1度獲ったら後はいいよねw的な考え方をしたほうが良さげだと
俺は思う。

金メダルという定義だが、海外の有名な賞を獲得すると言う意味もあるが、例えば予算100万円で
売上げ5億とか10億とかさ。まあそれに近いような成果を出すことを「金メダル」としよう。

本郷みつる氏がデススパイラルな現状を憂いての発言だと思うが、スポンサーらから売れたね、
稼げたよと褒められる作品が1~2本でたら、あとは好きなように、適当にやっていいんじゃないかなと。


あと「面白いか否か」だが、これは客が100万人つくか100人しかつかないか?ってことをいっていると思う。
面白くなくても客が付いてる場合もあるから、じゃあ100万人客がついてるから面白い作品とはいえない。
結局、自分が生き残るには製作サイドはスポンサーの表情を伺いながらやるしかなく、大胆なことは
出来ない環境にあると思う。
10本のプロジェクト・作品に従事したとして、うち1本好きなことが出来ればいいじゃん。で良しとしないと
精神的ストレスが半端ないと思う。

品質の良いアニメが売上げ良いかといえば、必ずしもそうでもない気がする。
あまりに作画が悪すぎれば駄目だが、平均点取れていれば俺は良いと思うんだ。
例えばTV版レイアースのOPは今でも伝説だが、たった2分くらいにアニメ1本分のセルを使って驚かせた。
そういうのが1つあれば名刺になるし、生き残りやすくなると思う。

それよりもアニメ業界全体の気運、環境だよね。
お偉いさんたちがユーザと同じ考え方をしてる。とは考えられない。札束を跳ねて数えることしか脳がない
人に良いアニメ、売れるアニメとはなんぞや?と質問しても、はぐらかされるのがオチだと思うw


毎年何百本もリリースされるアニメだけど、良作をつくることに注力することはとてもいいことだと思うけど、
個々のアニメ作品どうこう以前にアニメ業界そのものが危なくなってきているので、それは個人で発言
するのではなく団体なり組織をつくって、既存の老人会に直訴して改革するしかないと思う。






アニメ監督「予算以上の凄いアニメを作る→大絶賛→メインスタッフ以外は貧乏に→客は目がこえて更にクオリティの高いモノを望む→より予算(ry この無限ループは走り出したら止めようがないものなんだろうなぁ」|やらおん!
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