20万円モーキャプアニメ

以前DoCoMo、NTTがモーションキャプチャーを使った番組「みならいディーバ」を放送していたが、
続編はいまだにない。
MXとサンテレビだけという極限られた地域だけであるため超低額予算アニメでどこまでやれるのか?を
はかるのが目的なんだろうと思う。

掲載されている画像だけではほぼ無地背景にキャラが3名だけいるという非常に殺風景な
舞台でしかない。そこで繰り広げられるのはコントくらいだろう。

本当に舞台劇のように感情移入ができる作品をというなら、シーンにあった背景画を用意しなければならないし
登場人物が3人しかいないというのはコント以外のことができない。最低でも10人できれば15人以上の
登場人物がいないと味もそっけもない。
それだけじゃない。例えば新宿を舞台にした場合、登場している人物が3人だけだと
それは繁華街にはならない。一般的なアニメでもmobといわれる通行人は必ず描かれる。
1話目の登場人物が3人というならまだしも常に3人というのはそれは漫才かコントでしかない。


やはり初期投資はしっかりした上で、一般的なドラマアニメが描けられる環境は必要。
その上で、例えば背景画像を使いまわしした、モブを使いまわししたというのはアリだと思う。
(というか実際一般的なアニメでも使いまわしはやっているはず)

1話あたり1000万円といわれるアニメ製作費。
それを極限にまで製作費を抑えることはだれもが期待しているところだろう。
しかしそれでアニメ自体の品質が落ちたり、視聴率が落ちてしまっては意味がない。

初期投資は相当かかるが4シーズン分で平均をとったら750万で収まった、500万で収まった
という形にすれば効果は出やすいと思う。
いきなり低予算を目指すのではなく、じゃあそこへの道のりをどうするか?を考えるべきだ。




ASCII.jp:20万円のモーキャプが、“アニメの現場を変えるさま”を体験 (1/5)
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