SNSなどの急成長に有る背景。


それはネットの普及と、人がネットを使い慣れて来たこと、人の情報吸収元が対人ではなく対ネットになって来た事があるのではないかと考える。

欧州の産業革命があるまでは、人は隣人、隣県の人から人伝えで情報を得るか、国や政府が発するものからでないと情報を得られなかった。産業革命が興ってから、新聞、映画、ラジオ、テレビで情報を得るようになった。
そして1995年。インターネットで何億と言うデータが一気にばらまかれ、今は天文学的数字になっている。

私たちは自由、食糧に枯渇していた。そういう時代がもう過ぎ去り、枯渇するものは情報だけとなった。その取得方法はインターネットというものだけになりつつある。

Facebookやmixiなどのようなソーシャルネットワークサービスが1995年にシステムとして出来ていたとしても、それは今ほどの盛り上がりはなかっただろう。
今や情報の入手先は、先生でも親でも友達でもなく「インターネットサービス」と言う事態が、SNSが急成長する要因ではないだろうか。


欧米の2エリアの人口は約7~8億人。お互いの価値観は違えど近いものがある。だから欧米で流行したものは一気に拡大し易い。
人口に対する最大普及率が20%だとした場合、人数で示せば欧米だと1.4~1.6億人となるが、日本ではどんなに拡販宣伝活動しても2000万人が限度だ。どう考えても太刀打ちできるものではない。

もちろんその業界でイニシアティブを取りたいのであればトップの数を叩かないと難しいという意味で、日本で2000万、欧米で1.5億以上のユーザを獲得しないと成功したと言えない、というわけではない。10万人であっても商売として成り立っているサービスは数多くある。


FacebookTwitterも。名を馳せたには、いずれも2000年を越えWindowsXPがリリースされた頃にサービスが立ちあがっていることを見ても、それなりの土壌が出来上がっていたからこそであることが分かる。

1995年~2000年まではインターネットの黎明期だった。その時期を過ぎたからこそ彼らが大きく成功した。そして米国の大手メディアが報じることで、更に活発になった。


ただ巨大すぎるコミュニティーサービスは本当に必要なのか。安全なのか。と言えば、映画ソーシャルネットワークを見ても感じられるように、造反者や真に理解しない者が出てくる可能性もある。多くのクラッカーたちはそう言う者を嫌うし、嫌わなくても標的にする。そこから個人情報が漏れる可能性はある。
時代の流れに追いつけてない政府は、起こりうるリアル社会におけるゼロデイ問題を処理できずにいると思う。


情報と引き換えに私たちネットユーザーが無くしているものがあることも知っておくべきではないだろうか。





Quoraがユーザの質を判定するアルゴリズム(仮称)PeopleRankを開発中–劣悪コンテンツ撲滅のため
<http://jp.techcrunch.com/archives/20110121peoplerank-quora-is-developing-an-algorithm-to-determine-and-rank-user-quality/>