自炊の森。看板かけなおしでも厳しい

いままでは確実にライン外だったものを、ややラインの中央寄りにしただけで、やっていることは同じだと言える。

ただ現状では、一部の著作者が抗議をTwitterなどで出しているほかは、出版社側は正式な抗議は行っていない。
その理由として考えられるのは、同様のシステムを行う店舗(会社)が増えて行くかどうか?を見ているのではないかと思う。
考えられる最大の理由は、全国的に拡大していくものかどうか?ではないだろうか。

出版社や著作者側にとって、原本(つまり販売している本、商品)のコピーは全て禁止したいはずだ。
だが実状は黙認している。それは利用が個人的なものが多いからだ。
しかし団体、会社としてやっていることは、違法や違反行為を広く伝播させる効果があるため、裁判してでも禁止させなければならない。というのが出版社側の意見ではないだろうか。


今回の自炊の森がやっていることは限りなく違法行為だ。
文言こそ変えたが、自炊施設を貸し出すことは違法ではないが、そこに著作物を裁断した形で陳列するのはある意味違法行為を煽っている行為と見なされてしまっても仕方が無いと思う。

早かろうが遅かろうが、出版社側は自炊代行業者も含めて何らかの法的措置を取ってくると思う。今は各出版社で意見調整や法的処理について考え中なのだろうから、それに結論が出れば動き出すだろう。



「自炊の森」が21日オープン、システムは変更、店内の書籍展示は継続
<http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110122/etc_jisui.html>