匿名性がウリであるネット社会ということが浮き彫りに。

今更論ではあるが。
少なくとも日本のネットは「匿名性があるからやっていけてる」ということが改めて分かった気がする。

信憑性は乏しいものの、一部で表と裏が知られてしまってアタフタな状況になっている人、会社が出てきた。

インターネットの(表上の)匿名性は、ウェブサービス配信会社自らが壊してしまったという、とんでも悲劇となってしまった。
ソーシャルネットワークサービスを現状まで底上げしたのはmixi社だし、その功績は大きい。しかしそれはコンピュータプログラム技術であって、個人情報や社会までは扱えなかったようだ。

ここまで大きな会社になれば、いわば自社製品の看板商品に機能1つ付け加えるとなれば、それこそ何カ月も悩んだあげくにリリースするのが一般的だ。だが今回のメールアドレス検索は、いとも簡単に通してしまった感じがする。
どうしてそんなに急いで、技術的には簡単だからと言って付け加えるのだろう。どうしてもっと議論して決めようとしなかったのだろうか。


mixi社は、確実に焦っているのだ。

たぶん思うのあ、TwitterFacebookなどアメリカ製ウェブサービスが台頭してきたこと。グルーポンのようなTwitter連携式クーポンサービスも台頭してきたこと。
以前は飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、今は何かと後手後手にまわりすぎ、精彩を欠いている。mixiはもはやネットツールの代表格になっているが、追う側から追われる側になった者の辛さが出てきた感じがする。

焦った自分の行動による失態が自分にだけ降りかかるものであればいいが、今回の話は自分(自社)も含まれるが、いわば顧客に対して迷惑をかけた。という最悪な状況だ。

mixiは、今の子供と同じ。身体は大人だが、中身は幼児。そんな印象だ。



mixi新機能相次ぎ休止、笠原社長が謝罪 (ITmedia News) - Yahoo!ニュース
<http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101203-00000100-zdn_n-inet>