意思決定の違いでしかないと思うけども・・・ ~新海監督とピクサー方式

一通り読んだが、ピクサージョン・ラセター氏はトップクリエイターを集めて
上手くコラボレーションさせることで強力な作品を作る方式。
新海氏は、一人が主要作業を全て行った上で、トップクリエイターにサポートさせる
という方式。この違いを話していると感じた。
(間違った捉え方をしてるかもしれないが)

なので、どちらがいいのか?は集まるスタッフ次第で変えればいい。
昨日まで有能なスタッフ揃いだったのが一斉に辞められしまったとか、
会社のスタートアップで有能なスタッフが集まらなかったという場合は
ピクサー方式はできない。できる人を見つけてその人に全て任せるしかないわけだ。
それ以前に有能なスタッフが誰一人いないとなれば、それこそ
ヘッドハンティング会社に依頼して有能な人を探すしかない。それも破格の給料つきで。

いずれにしても天狼院書店は「有能なスタッフありき」で話を進めている。
ということは、小粒なスタッフしかいない状況で有能なスタッフに叩き上げることは
やらないと言っているのも同義だ。結局受け身なやり方しか考えてない。
その人のモチベーションを上げつつ、スキルアップをするために教育する方法も
考えないと、底上げにはならない。
努力するのは本人でないとできないが、そこをサポートするのが教育であり
スキルやキャリアのアップにつながり、更に自社製品のクオリティーアップ
顧客満足度アップに繋がるわけだ。

天狼院書店の言い方は良質な人材ありきでしか話されておらず、自身の行動については
殆ど触れていない。これではダメなんじゃないのか?と感じる。



新海誠監督の『君の名は。』を観て、ピクサージョン・ラセター方式をすべて捨てようと決意した。《天狼院通信》 - 天狼院書店
<http://tenro-in.com/tsushin/25829>