予想通りなのか予想外だったのか。

ってこの著者に対して思うのだが。


プロとは?という質問への答えは、番組「プロフェッショナル 仕事の流儀(NHK)」
で100名以上の方が答えているのでそれを借りる形にしておきたい。

マチュアが現役プロや企業を倒せるかといったら、そんなもの考えるもまでもなく
「無理」だとキッパリ言える。
まずノウハウが違うし、なにより製作物を現金に換えられるという力がある。

コミケに行けばド素人が描いた漫画でも1冊200円程度なら売れる。でもそれはコピー
代ぎりぎりであって生活出来るレベル、つまり利益を得られるものではない。


プロだって元々はアマチュアだった。
じゃあ何故彼らはアマチュアのままにならなかったのか。
と言う事について、はてブの著者は考えて意見した方がよかったんじゃないのか?と思う。


1つ目は学校を出て、就職した会社で所属させられた部署が映像制作部だったから。とい
う偶発性でなったもの。
2つ目はもともとなりたくて、漫画家や音楽家ならコンクールや持込みをして認めてもら
うといった方法がある。

前者は先輩や上司にシゴかれて、気づいたらプロとしての自意識がというパターン。

後者は、途中で挫折する人が多いと思う。それは精神的に来ることが極めて大きいからだ。
好きな女の子と話す時、遊ぶ時、貴方ならどうだろう。一言一言、一挙手一投足すべて気
にならなくはないだろうか?神経過敏になっている時に、自信がもてない内に神経過敏に
なっている時に、頭ごなしに怒鳴られたら貴方ならどう思うだろう。
嫌に思う。相手に腹が立つ。凹む。最悪だと自殺願望まで出てくるかもしれない。

様々な障害を受けながらも耐えられるだけの精神力を得る必要が備わっているのが、まず
はプロとして生き残れるのではないだろうか。

そうじゃない人がプロになるケースもあるが、最後まで生き残れる人は心臓に毛が生えて
るような人でないと難しいと思う。



精神論以前に、プロは企業の一員(従業員)として働いているわけなので、バックがある。
コンピュータの世界だったら数億~数十億という機器やミドルウェア等を準備してもらえ
るわけだ。漫画なら週刊雑誌の掲載スペースや物流を準備してもらえるわけだ。
アマで出来る事は、限られてしまう。アマの利点は、俊敏に動け、過去の仕来たりなどを
無視して全く新しいことが出来ること。それ以外は殆どない。



自分にとってどっちが良いのかは、やっぱり体験してみないと分からないと思う。
体験前から俺は嫌だと思うなら最初からやらなければ良いことなんだし。

ネットがTVより、売上げ的に上を行く事はあっても、TVが駆逐される事は無い。
かつてTVが出てきたとき、TVによってラジオが駆逐されると言われてたし、ラジオは新
聞を、ビデオはTVを・・・と何度もいわれてきたが、1度たりとも後発者が先発者を駆逐
したことは無い。なぜか。それは僅かであってもニーズがあるからだ。

俺的に言えば新聞ない生活を10年以上やってるが、それでも新聞は続いている。
友達はラジオなんて聞きもしないが俺はいまだに聞いてる。


プロもアマもこれらの関係に近いのではないだろうか。
アマがプロを潰すことはできないし、その逆もまた然り。

こういうネタは不毛な話しで、あまり意味がない。
そんな事話すくらいなら、今の自分はどうしたいのか?ってことを考えた方がぜんぜん意
義あると、俺は思うのだが。





やっぱりプロのクリエイターはいなくはならないって
http://d.hatena.ne.jp/rebamaki/20090329/1238304373