鉄道インフラはどうあっても国、自治体が守るべきもの。なのに・・

[ ローカル線、輸送密度2000人以下で法定協議か。国交省「地域モビリティ検討会」資料を読み解く | タビリス ]
( https://tabiris.com/archives/chiikimobility/ )

 

良記事だと思う。JR側も率直に発言しておりそこは評価できる。

 

1.

 輸送密度=年間輸送人キロ÷営業キロ÷365日

 

 輸送密度=2000ってことは、

 年間輸送人キロ÷営業キロ = 73万

 営業キロが10キロとすると年間輸送人キロ≒730万人/年

 1日あたり利用客2万人、

 朝6時~深夜22時までが運行時間とすると、

 1時間あたり利用客1250人がいないとダメだということになる。

 更に言えば10分に1本として1時間6本、上下線で12本だから

 1本の電車に120名は乗らないとダメだということになる。

 これ、地方線だと2両編成や1両編成の場合が殆どだから

 2両編成でも時間累計60名は乗ってないとダメってことになると

 6駅あったとして10名ずつ乗降がないとダメってことでしょ。

 

2.キロ単位の営業費用

 これは非常に貴重なデータ。

 JRで1キロ5354円、私鉄が3969円、公営が6347円

 バスだと全国平均491円、都心は769円、関西593円

 

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 単純に割って出る数字にされてるが、これだけでも今まで見れなかったデータなので貴重。

 

3.

 これだけのデータがあるなら、沿線の人口が何人ならペイできるか?は当然算出できるはずで、そこのデータが欲しい。

 加えてボーダー人口を下回っている地域の鉄道インフラをどうするか?は、真剣に考えないとダメ。

 

 以前から言っているが「北海道」「四国」は税金投入すべき。

 JRから国営に戻すべき。

 本当に人件費が重くのしかかっているなら自動運転を積極的に導入することを考えるべきだし、それでも不十分なら国が費用の大半を肩代わりする制度をつくるべき。