もうこれに尽きると思っている。
とある企業の部長クラス級の方とTwitterでやりあったことがあるのだが、相手が
「あなたが言うことをやれば、新卒は路頭に迷うことになる」
と言っていた。でも本当にそうだろうか。
事実「キャリア主義」*1で先導している欧米で、高卒・大卒の新卒者の就職率は50%と、日本の20年卒生の就職率98%の半分である。しかしその割には貧困に喘いでいるとか失業率が10%を超えているという話はない。ちなみに21年3月の失業率は6%台。
「真の失業率は10%」イエレン財務長官が示唆したアメリカ雇用市場の“暗部” | Business Insider Japan
不満があまり表に出にくい土壌があるとすれば、この2つだと思う
・レイオフ制度(一時解雇)の高い浸透度
・インターンの高い充実率
アメリカでも同一労働同一賃金が必ずしも徹底されているわけではないが、日本はこの点で本当に劣っている。
インターンも一部の企業で導入されているが欧米ほど充実、浸透しているかというととてもそうだとは言えない。
レイオフは最近アメリカではほぼほぼ解雇扱いらしいが、それでもレイオフが何を意味してどういうデメリット、メリットがあるのかが浸透している。
例え小売業でも製造業でもインターン制度を充実させた上で同一労働同一賃金を徹底させれば新卒の就職率は大幅に下がっても結果的に安定する方向に流れていくと思っている。
というかそれ以前に新卒就職率98%という数字、額面通りに信じられない。
実際の就職率は7~6割あれば良い方だと俺は思っている。でなければ何故こんなにフリーターが氾濫してるんだ?
アルバイトも仕事をして賃金を得ているから就職しているうちに数えているのか?としか思えない。
例え世の中が変わりきってなくとも、終身雇用を終え、学歴社会と年功序列を止める。そしてキャリア主義を進める一方で、同一労働同一賃金の下でインターンや準社員の制度を充実させる。
これしかないと俺は思っている。