見極められなかったのは自分が劣っているから引退?

ショーン・コネリー(2006年:芸能界引退、2020年現在90歳)
[ ロード・オブ・ザ・リングシリーズのガンダルフ役のオファーを受け、同シリーズの原作本を読み、送られてきた脚本も読んだが、ガンダルフというキャラクターを理解できず、出演を固辞、同シリーズの成功を見極められなかったことが引退につながった、との見方もある。 ]
( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%8D%E3%83%AA%E3%83%BC )
[ ショーン・コネリー、『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフ役を蹴っていた - シネマトゥデイ ]
( https://www.cinematoday.jp/news/N0047909 )

 

ロードオブザリングは3部作で、興行収入合計$2.981 billion(3126億8156万円)(製作費は281 million(294億8757万円)と破格の収益を上げた。

名実ともに最高傑作だと俺は思っているが、ショーン・コネリーは当時脚本を読んでそうは思わなかったようだ。

ロードオブザリングは2001~2003年にかけて立て続けに3部作公開された映画だが、当時ショーンコネリーはまだ70代。実際にガンダルフ役を務めたイアン・マッケランは当時62歳だった。

 

自分の最期を判断するのはなかなか難しい。
入院も肉体的五体に問題なければ死ぬまでやり続けるという人もいれば、時代の潮流を見て自分の舞台は終わったと思って袖に戻る人もいる。

 

俺の好きな映画に「インサイダー」(マイケル・マン監督、2000年)がある。

中身は割愛するがアルパチーノ演じた劇中のローウェルバーグマンは、
「俺は辞める。信頼してもらわないといけない情報源の人に信頼してもらえない事をやってしまった以上、次に情報源の人にたぶんと曖昧な返事はできない」(台詞どおりではない)と、直接的原因はないが、自分の仕事に自信を持てなくなって辞める人もいる。