赦しを請うだけでは世間の目は変わらない ~小保方問題から約4年

書き出すとキリが無いので手短に。

あれから約4年経とうとしている。
論文は取下げられ、学位は剥奪。様々な費用で小保方氏自身のみならず家族、親戚も疲弊したことだろう。
そして世話になっていた笹井教授は自殺を遂げてしまった。
見たいはずのネットは開くことさえ躊躇せざるを得ない状況だったろうし、街中を歩くことさえ許されなかったと思う。

寂聴氏が手を差し伸べるは宗教者ゆえの赦しを与え、彼女にとって少しでも
解放感を与えることが重要だと考えた次第だと思う。

4年経つとはいえ、しかし世の中は嘘つきのレッテルを剥がそうとはしない。
もうそういうブランドが付いた以上、どんなに改心をしたとしても世間は嘘つき者の目でしか見ない。

※ その後ドイツの研究員たちが小保方氏がいうSTAPこそ無かったが、それに近しい出来事があることを
確かめて発表していた


俺は本当に寂聴氏が小保方氏のことを思うなら婦人公論の記事はせず、人目に触れないところで
彼女の辛みを聞いてあげるレベルで良かったと思う。
彼女にとって欲しいものは不名誉な出来事を世の中が忘れ去ってくれることだったと思うからだ。

俺は小保方氏の問題は彼女が死んでも残っている、つまり解消することは期待できないと思っている。
とにかく前を向いて、同じ過ちをしないようにするにはどうすればいいのかを考えながら
生きていくしかない。
そういう意味では彼女にとって、彼女が許せるメンターを探し出し、付き添ってもらうことが重要だと思う。
Wikipedia情報では今彼女は34歳。結婚を考えるならそろそろ時間になる年齢だ。
不名誉に蓋をして無かったことにするも、過去を懺悔をして福祉活動に専念するのも彼女次第。




http://www.yomiuri.co.jp/matome/archive/20160523-OYT8T50007.html?from=yhd

[米・独で発表された「STAP細胞」論文の真実 - 粥川準二|WEBRONZA - 朝日新聞社の言論サイト](http://webronza.asahi.com/science/articles/2016071900009.html)