権利はスクエニ側にある

個人が作成していたドラクエをモチーフとして作っていた花札のうち、一部の
デザインが盗用されたのでは?という話。

しかしドラクエという作品の権利者はスクウェア・エニックスあるので、二次創作
している側はスクエニを非難するのは難しい。
むしろスクエニが個人を自社の著作物を無断で利用したと訴えれる権利がある。


随分前に触れたが、デザインの盗用については「スイカ事件」という判例がある。
この裁判の時は無断盗用したとされた被告側が原告側のデザインを事前に
知っていたことが原告勝訴となった。
Togetterの記事の話の場合、スクエニのデザイナーがこの個人のデザインを
事前に知っていたかどうかだ。
前述のスイカ事件の場合は被告が原告の会社に訪れていたので被告が
該当デザインを見たという証人が複数いると思われる。しかも双方がいる場。
しかしTogetterの例の場合、仮にスクエニのデザイナーがその個人の
デザインを見ていたとしても証人が他に居ない。なので盗用と証明するものが
無い。
100歩譲ってスクエニ側が盗用したとしても、先に言ったようにドラクエ
権利はスクエニ側にあるので、相殺されてしまう上に、多数二次創作している
のでスクエニ側から請求される可能性すらある。
個人の二次創作は、メーカー側が暗黙に認めて許していることであって
正しく言えば二次創作するには相互の契約と代金支払いが無いと成立しない。

ってことを知った上で話さないと、一方的な言い方になっちゃうよね。

もっとも個人の方は後に「権利を主張しているわけではない」と言及していおり
なんか変な誤解を生んでることに困惑していると語っている。
なんでTogetterでここまで話題になってるのかも不明なとことではある。




切り絵作者さんドラクエ花札作る→公式に後から追い越される - Togetterまとめ
<https://togetter.com/li/1123203>