まだプリンター事業が続いてる謎

ペーパーレス化が歌われて久しいわけだが、いまだにプリンターが毎年新機種が出ているのが
謎すぎる。

これだけパソコンが普及し、導入していない事業所、小売店は無いんじゃないかと。
導入してないのがあったとしてもそれは古いタバコ販売店とかそういうレベルだろうかと思う。

なぜいまだに紙レス社会になれないのか。


1つ目は、PDFのような電子媒体はパソコンやタブレットを起動しないと見れない。
2つ目は、目などの感覚に訴えるものがパソコン上だと淡泊すぎて伝わりにくい。
3つ目は、パソコンで見てると疲れる(または疲れやすい)

ほかには書き込めない、直ぐに見返せない、使える場所が限られるなどの理由もある。

で。
個人的なところを言うと実はPDFがいまだに自由度や使い勝手が悪い!
というのが理由ではないかと思っている。

PDF作成ツールはフリーを含めて数多く存在するものの、本家Adobeacrobat
持っていても、
・メニューバーのアイコンを自由に並び替え出来ない
・複数ページ表示時にページスクロール表示がデフォルトで設定しづらい
・フリーハンドで書き込めない(書き込めるんだが使いづらい)
Firefox (ver49など)ではacrobat変換アドインが機能しない
 一部のウェブページでは変換すると印刷できない部分があるなど
などの使いづらさがいまだに残っている。

Adobeに改修するつもりが有るのか無いのかは分からないが、積極的ではないことは確かだ。
その理由はPDFに対抗するものがほぼ無いから競争原理が働かないため。
MicrosoftがOfficeやWindowsOSの1機能として「XPS」というものを提供しているが
使っている人が少ない。(俺は結構使っている方なのだが)
XPSが使われない理由はPDFに比べて機能が限定過ぎることがある。
またMSはXPSをオマケ機能としか考えていない節があり、かなりの間機能追加や更新がされてない。

各社ともに電子ペーパーに注力しないのは、
・PDFに勝るものを作っても、PDFというブランドに勝てる気がしない
電子ペーパーソフトがそもそも売れない (だってフリーのPDFソフトやライターが多く出回り過ぎてる)
・結局、紙で出せばいいんじゃね?という考えがある


日本だと主要コンビニではPDF形式であれば印刷ができる。
しかも1台100万円以上してるだろう高価なプリンターを使ってだ。
キンコーズなどプリントショップに行けば高精細で印刷できる。

俺はことごとくPDF化して残すようにして、ペーパーレス化には注意を払ってやってる(つもりだ)
それはPDF化することでドキュメントの検索ができるようになることがある。

欲しいものがすぐ手に入る。ということはいつの時代にも強いニーズがある。
あの書類のソコに情報があるとすぐに開いて見れる人なら必要ないだろうが
俺はそこまで記憶力優秀ではない。だからCTRL+Fで検索して1秒以内に欲しい情報が
見つけたい。だからPDF化をやっている。
もちろんPDFといえど画像は検索できないが、それでも多くのドキュメントをファイル化できる。
それが強みだと俺は思っている。

話が随分飛んでしまったが、人に馴染みやすいのは紙だということは確かだ。
だからといっていまだにプリンター事業が栄えているのはおかしいよね?と思う。



コンパクトにデザイン刷新--キヤノン、コンパクトな個人向けプリンタ4機種 - CNET Japan
<http://japan.cnet.com/news/service/35087237/>