日本版iPad開発で、差すもどこまで?

実物見てないので何とも言えないが、
液晶モニターコントラストが1000:1以上なのに対し、富士通電子ペーパーは7:1では、
対抗しようがないのでは?と感じる。
もちろん用途はiPad、iPhoneとは違うビジネス向け用途に限定されると思うが、本当に使える
シーンがあるのだろうか?

PDFやDocuWorks、MS:Document Image Writer、MS:XPSなどなど。電子ペーパーソフトは
多くあるが、結局は紙に出して保管したり、見たり、利用するケースが殆どだと思う。

俺も一時期、捨てる雑誌のうち残しておきたい記事をPDF化してた時があったが、いまは殆ど
そういうことはやってない。だって、あまりに手間が多すぎるからw

A4サイズ向けの自動PDF化スキャナはあるが、サイズが整ってない雑誌やA3サイズのスキャナ
は無い。あったとしても、雑誌や本を一旦は裁断した上で読み取らなければならない。

じゃあ自分でやろうとしたら、どういう機材が必要で、どれくらいかかって、どういう手順でやるのかだが・・

1.裁断
50mm厚の本を裁断するには、電動裁断機 ZAC-EN-43(デュプロ販売・約80万円)。
30mm厚なら、電動裁断機 マイツ K-42ES(約30万円)...が必要。

2.スキャナ
Scamera-3 ADS(ニューリー(株)・価格不明、機器の長辺1.3m)
が必要だ。 が、これは工業用に近くて、あまりにも実用性がない。
民生用として利用できそうなものがあった。
NS-CA2 (コクヨ製・94,290円)
NS-CA2-1 (コクヨ製・104,790円)
前者は本体のみ。後者はスキャン後の加工用各種ツールソフトが同梱されたものだ。

3.裁断した本を元に戻す(製本)
ファーストバック MODEL15XS(40mm厚まで・¥892,500)
ファーストバック MODEL8XJ(25mm厚まで・\399,000)
装丁こそ業務っぽくなってしまうが、一気に圧着してくれるので楽に製作ができるようだ。

つまり200万円くらい用意できれば、可能だってことだ。


今回調べて良かったのは、A3の自動スキャナがあることが分かったことと、
上記は定価を書いているが、価格com登録店では3割ほど安く売られている事が分かったことだ。
(つか、価格comそんな店も扱ってたのかw)
ちなみにA4サイズの自動PDF化スキャナなら、ScanSnap S1500 FI-S1500(富士通・約4万円)
などがある。小さめの雑誌や、雑誌の付録本を残したい場合は、A4サイズものが良いだろう。

多くの雑誌はA4サイズを越えているので、やはりB4かA3に対応したものが欲しくなる。


で。
iPad販売されるが、俺はどうも食指が向かない。
やっぱりMARK1(つまり初代)は、まだまだ洗練されてない。Windows系製品はマイナーバージョンを
上げても無料配布でサービスするが、Apple系製品はマイナーバージョンが上がると買い変えないと
いけない羽目になることが殆ど。(MacOS X系が、そうだ)

いろんな国、いろんな人の手に触れて意見が出ることで、より使いやすい製品になる。
だからせめてMARK2、MARK3あたりになってからのものを買った方が良いと思っているからだ。
(金に余裕ある人は、バージョン上がるごとに買えばいいと思うが)

てことでw



富士通、カラー表示性能と書き換え速度を大幅に向上したカラー電子ペーパーを開発:ニュース - CNET Japan
<http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20413086,00.htm>