器用さが必要 (山寺宏一インタビューより感じた事)

例えばこのインタビューで山寺氏はこう語っている。
アニメは基本的に台本の流れ通りに録っていくけれど、映像の仕事はそうじゃない場合も多く、瞬間で気持ちを切り替えなければならない。

器用に表面だけで演じている自分がいるんじゃないか

やりにくいんだと思います。自分の心が動かなければ、セリフは言えないけれど、アニメーションの画(え)の口の動きや長さは決まっていますから、どこか客観的でなければならない

器用さっていうかリズム感がないと難しいんだろうなあって思った。

リズム感を育てるにはどうしたらいいのか。
メトロノームの音に合わせてリズムをつけるというのがあったが、リズム感って音楽だけじゃなく
スポーツでも相手と歩調を合わせてボールを投げたり受け取ったりそれを別の人に受け渡したりをするから
リズム感が必要だと思う。

今の時代、特に日本はそうなのかもしれないが、ラップ系音楽の流行もあって
リズム感がとてつもなく要求されるようになった。
メロディー感よりリズム感が重要視される時代なので、リズム感が優れたほうが何をやるにしても
いい方向に向くように感じる。

ただ。リズム感をどう育てればいいのか。
親がリズム感がなくて、リズム感を育ててもらった経験がないと、どうやればいいのかわからない。
ただ幼少のころから音楽を聴いていればいい、というわけではないと思う。
同じ音楽でもリズム感中心のラップ曲を聴いたほうがいいだろうし、聞くだけじゃなく自分で演奏や歌唱したほうがより体感的に習得できるはず。

天賦の才能がある人ならそれでいいだろうが、それが無いなら苦痛を感じながらでもやるしかない。

教育を受けずに15歳20歳を迎えた人なら苦痛は尋常じゃないだろう。
今はリズムゲームもあるが結局ゲームでしかないので、ちゃんと育ててくれる先生を
見つけるしかない=月3万は使うことになってしまうだろう。


リズム感をつけること。
どこへ行っても周囲のリズムに自分が即座に対応できるようになることが
処世術を身に着ける1つのキーワードになると思う。
それがいいか悪いかは別にしてだが。

キャリア31年・山寺宏一 声優と俳優の違いを語る (シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース
<http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160718-00000003-flix-movi>