起こるべくして起こったCDNアタック

CDNとはコンテンツ(画像や動画など)を素早く提供できるようにするための仕組みであり、現在は大手企業のサイトは殆どCDNを使っている。

今までにもあったのだろうけど、これほど規模が大きくなると、ハッカーやクラッカーたちの攻撃対象が一企業のサーバーではなくなってきてるのではないか?という背筋がぞっとする事態に向かっているように感じる。

今回問題となったのは韓国系企業CDNetworksだ。ここはソニーやミクシーなどが取引をしている。
CDNetworks社が攻撃されていたのは下記ブログ記事によると5月24日から続いていたことになるが、
その間CDNetworks社は対策を取ろうとしていたはず・・・だ。しかし早急な対応が遅れたためなのか、
見過ごしていたためなのか、6/3になるまで同社は発表すらできなかった。


超大手CDNAkamai社が有名だが、近年のインターネットの要でもある施設であるだけに
ここをハッカーらのいい餌食になってしまうと、たぶんインターネット全体への影響は計り知れなくなるだろう。

少なくともハッカー・クラッカーらが大企業のサーバーからこういった仲介システム的なところに標的を変えてきているということは言えそうな気がする。



CDNetworksで発生したコンテンツ改ざんと一連のマルウェア感染インシデントを改めてまとめてみた - piyolog
< http://d.hatena.ne.jp/Kango/20140603/1401801327 >