にこ☆さうんど、やはり警察から逃げるための閉鎖だった?

2007年夏から始めていたので、1億3千万ってことは年間2000万円前後の収益を上げていたってことだ。

刑事訴訟なので初犯とはいえ数千万円単位の罰金に加え、JASRACドワンゴから更に数千万円の損害賠償を請求される可能性があるだろう。

とはいえ、「にこ☆さうんど」は大々的に活動していたサイト。けっしてアングラで見えないところでやっていたわけではない。
いままでにJASRACドワンゴから警告されていたはず。なのに止めなかった。ということなのだろうか。


実はもう1サイト、同様のサービスを行っている「nicomimi」がある。
ここも摘発対象になっているのだろうか?それともJASRACドワンゴと正式に契約していて収益の一部を支払っているため放免なのだろうか。
ちなみに現時点でnicomimiのサービスは通常どおり運営されている。


ちょっと言葉をまとめ切れないでいるが、今回の話はけっこうグレーだと感じる部分もある。

映像や音声は個人のPCにダウンロードして再生できるものなのでそれを個人がどのような形で利用するかは自由だ。にこ☆さうんど側はあくまでファイルダウンロードの仲介をしていたのであって、ニコ動にアップされている楽曲を自社商品として販売していたわけではない。あくまでアフィリエイトという広告で収益を上げていただけである。
タイトルで「逃げるため」と書いたが、弁護士と策を練っていた可能性能が高いと思う。

今回の摘発は本の自炊代行に近いのではと感じる。所有者がどう使おうが勝手なのだが、それは所有者本人でなければならないというのが法律だ。だから第三者が自炊代行する行為は違法だと出版社は彼らを批判した。結果いまは自炊代行は無くなり機材レンタルのみになった。

今後残っているnicomimiなどのキュレーション(?)サイトがどうなっていくか見ていく必要はありそうだ。
と言い始めるとじゃあGoogleの検索に記事の一部やキャッシュが見れるのはどうなの?っていう話に転じてしまいそうではあるのだが。

今回の話に限って言えば、刑事訴訟では少なくとも数百万円の罰金と執行猶予付きの懲役罰を受けるのかなあ?と思う。
JASRACドワンゴは今後どうするのだろうか。民事訴訟をしたという報道は聞いてないが、刑事で訴訟されただけでも良かったと思っているのだろうか。その辺をドワンゴに聞いてみたい気がする。





「にこ☆さうんど」運営の男性、著作権法違反の疑いで逮捕 広告通じ約1億3000万円の収益 (ねとらぼ) - Yahoo!ニュース
< http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140508-00000103-it_nlab-sci >