役所が悪いのか?河本氏が悪いのか?

河本氏を擁護する記事を書く人は、道義的・倫理的問題を認識しつつも「道義的、倫理的問題は与しない」と発言を避けているのはオカシイ話だ。

役所サイドは、法律規定だけでなく役所の勝手で判断基準を曖昧にしつづけているのが問題。


河本氏は、1994年に次長課長社長でデビュー。
実際に活躍し始めたのは2004年頃からのようだ。(ウィキペディア記事より)

擁護派の記事では「数年前までは貧乏だった」と書かれているが、2004年は8年前なので数年前ではない。

生活保護を受けたのが15年前(1998年ごろ)から。
5年前(2007年ごろ)から仕送りを入れて受給を減額していたが、2012年4月まで受給をしていた。

wikiの記事を見る限り2008年頃からは確実に河本氏は大きく稼いでいたと推測される。
つまり2008年から、遅くとも2009年以降は受給を停止することは可能だったはずである。


で。
大きな問題は役所(福祉課)側の問題だ。
病気等で働いて生活できない人に扶養義務がある者がいるなら、なぜ扶養義務者の収入状況を
見ないのか?税務署と連携取れないのか?
実親子の関係があるなら、長男次男に関わらず子供が働ける年齢であるなら扶養義務は負える
はずだと見るのに無理がある、と考えるのはオカシイ話だ。
扶養義務を負える家族、子供がいるなら、次の受給から外すのが自然な流れだと思う。


それから。
道義的、倫理的問題は与しない。といっている人たち。
法律内だから問題ないというのなら、免責される事件・事故は山のように増える。それを良しと
するのは暴論だとしか思えない。
今の法律が今の時代に合っていないのは非を見るより明らかで、道義的、倫理的問題から
目を背けて過去の仕来りだけ重視するのは、既得権にしがみついている亡霊と同じだと断じたい。


俺なりのまとめ意見は、河本氏は少なくとも収入が500~800万円を越えた年度以降からの
分については、受給金をどんな形でも良いから返納したほうが良いと思う。
人間、判断ミスや甘いところは多分にある。反省しているなら今後やらないと誓うのなら
世論は看過してやっていいんじゃないのかと思う。
河本氏よりも、今の行政が馬鹿すぎることが腹立たしい。本当に使えない国会議員が1000人
近くいると思うと、全員給与無しでいいよ!と言いたくなる。


あ。いずれにしても河本氏の話はいつまでも続けるものじゃない。


[参考元]
河本準一生活保護問題で「むちゃくちゃ甘い考えだった」と謝罪 返金の意向示す (まんたんウェブ) - Yahoo!ニュース
< http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120525-00000007-mantan-ent >

[参考元]
生活保護費>支給水準引き下げを検討 小宮山厚労相毎日新聞) - Yahoo!ニュース
< http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120525-00000108-mai-pol >

[参考元]
ロンブー淳 後輩・河本の謝罪に「モラルにあてはめると認識甘かった」 (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
< http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120525-00000091-spnannex-ent >

[参考元]
河本準一氏叩きで見失われる本当の問題[絵文録ことのは]2012/05/25
< http://www.kotono8.com/2012/05/25komotojunichi.html >


[参考元]
河本準一 - Wikipedia
< http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E6%9C%AC%E6%BA%96%E4%B8%80 >