モノには程度があるが・・・

原発を始め、ライフラインになるものに関しては、必ず、複数のバイパスが必要だ!
ということが今回実証された気がする。
2007年の発言が本当ならば、その発言者は職を辞して、相応の処罰を受けるべきだと俺は思う。

確かに今回の地震は未曽有の事態であったので、発言者に対しては情状酌量の余地はある。
しかし今の生活を江戸時代以前の生活まで戻すことは不可能であることは火を見るより明らか。電気もガスも水道も。高速鉄道だってそうだし、インターネットだってそうだ。
「無くてもやっていける! 気合だ気合!」
という人は少なくないが、俺はそう言っている人は”現実逃避型”な人だとしか思えない。


今日、電車の中で読んでる新聞をチラ見したのだがw、今回の事でやはり太陽光発電が更に注目されているそうだ。
そうそうM9と言う地震はないだろうが、新潟の地震の時は柏崎原発が。今回は福島第一、第二の合計10機が
何らかの被害を受け、そのうち4機は実質上「廃炉」になる予定まで追い込まれた。
関西電力福井県(合計11機)のみに設置しており、阪神淡路大震災の時は福井県は殆ど揺れずに大事にならなかった。だから他エリアも大丈夫の”はずだ”とたかをくくったのだろう。
話が少し脱線したが・・・
今の避難所には殆ど太陽光発電機が設置されておらず、電気で動かすものを使えないでいた。それはテレビも電話も携帯も使えないことを意味し、必要な情報のやり取りができないという生死にかかわる事態に至った。

せめて避難所になる役所、公民館、学校等の施設には、太陽光発電機、衛星通信できる機器は必ず設置すべきだ!と、改めて強く思った。

電気があり、衛星回線でネットができれば、例えばHPを通して必需品を県庁でまとめることができる。
電気自動車があれば、充電して隣り町に行ったりすることもできる。
電気があれば、電気ストーブを使って寒さを凌げられる。IH調理器があれば料理だってできる。

20mの防波堤を作ることも必要なのかもしれないが、それは被害を受ける前の処置でしかない。もし30mの津波がくれば20mの防波堤は意味をなさなくなる。
それも必要だが、万が一被害に遭った時の後のことも考える必要がある。守るべきものはライフライン
ライフラインと言っても、電気、ガス、水道・・・だけではない。今ではインターネットもその1つだと言って良いと思う。

起きたものはどうしようもない。でもその後に発生するであろう被害を何としてでも最小限に納める。その必要があり、それに向けて国や自治体や企業は動くべきだ。と、俺は強く思った。





原発設計「想定悪かった」原子力安全委員長 (読売新聞) - Yahoo!ニュース
<http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000865-yom-pol>