日本のゲーム業界の行く末

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ソシャゲだけがゲームではない。

いろいろ問題あるものの据置機(PS4/5、switch)があるわけだから。

しかしソシャゲの雄、Cygamesだけ見ても、もう過去のものを使い回ししかしてない。

あとはガチャ課金で荒稼ぎするパターン。

これCygamesだけがやっていることならいいのだが、他のソシャゲメーカーも同じことをやっていることに問題がある。

記事中にある「チケット」とはシーズンパス、もっと雑に言えば「サブスク」課金のこと。継続して遊びたいなら次期シーズンの料金を払ってねというスタイル。

正直このほうが明瞭で、それが仮に5000円だったとしてもユーザーも配信運営側も見通しが立てやすいメリットがある。

 

そもそもソシャゲ(≒スマホ向けゲーム)がガチャ課金に傾いていったのは「フリーミアム」というセールス展開が一気に浸透したからだ。

フリーミアムのメリットは分母数を取りやすいこと。

無料で遊べるから気軽にダウンロードして最初から数多くの人が遊んでくれる。本当に気に入ってくれた人は継続し、ガチャ課金を行ってくれる。

 

しかし昨今米中でフリーミアムが起点のガチャ課金に反発が生まれた。
だから中国、米国はチケット制(≒サブスク式課金)に移っていくだろう。しかし日本は政府も行政(消費者庁)も動かないので、多分ずっとこのままになると思っている。

ただし一部のソシャゲは海外展開も行っているので、そういったタイトルは今後「米中に限りチケット制に変更していく」と思う。

そうなった場合、どこで他社タイトルと勝負をしないといけなくなるか?というと

・話題性

・ゲームシステム

・ストーリー

となり、いま中心であるキャラクター商品としては売りづらくなってくる。

海外事情に合わせようとするとキャラクター商品として売りにくくなるから、日本向けタイトルと海外向けタイトルの仕様を変えて作り分けしないといけなくなってくる。

となれば、日本のメーカーが海外向けタイトルをリリースするのを抑えてくるだろう。
そうなると今より一層、海外進出が鈍化していき、結局引きこもり状態がつづくことで国内ゲーム市場自体が縮小化していくのでは。と思う。

 

まだチケット課金制がメインになっているわけではないし、ガチャ課金が完全否定、完全忌避されているわけではない。

ただ今後、海外の動き特に政府の規制がガチャ課金を規制する動きになれば、日本のメーカーは淘汰されてゆき、倒産企業も一気に増える可能性はあるだろうと思っている。