さすがに日本では週間売上1万台と確実に陰りはあるが、欧米では20万台を売り続けており売り続けられる数。
PS4の場合は新規というよりも買い替えだと思うが、それでもこの量は驚きだ。
他方switchは北米で50万台、世界で140万台近く売上げている。
コントローラーを分離できないなど機能制限したLITE(19,900円+税)にお手軽感の評価を得られたようだ。特に北米では。
次に2019年、年間売上台数を見る。
switch(NS)は2017年末に発売されたコンソール機であるが、昨年の26%増の約1600万台は確かなものを掴んだ感じがする。
PS4は昨年比8%減であるものの勢いのあるswitch(NS)を抑え込んで約1800万台は、さすが王者というべきか。
ソフトウェア販売数はPS4が圧倒的1億6千万本弱の売上本数。
Switch(NS)は8千万本と、昨年比98%増の割には実数値でPS4の足元にも及んでいない。
触れなかったXboxOneは本体はswitchの半分以下だが、ソフトの売り上げはswitchに近い6000万本を売り上げは今の規模からすれば悪いとは言えないかもしれない。ただXBOXの状況は良くはなく、任天堂が今のswitch市場を作れるまでは長らく落ち込んでいたこともあって注目を得られていたが、これからは16bit機時代の元王者が復活してきたので王者PSの牙城が崩れない今、Microsoftはどう対抗するのか、また少なくとも今のレベルを維持できるかが大きな課題、生き残り方を考えられなければ難しくなるだろう。
個人的に気になっているのはPC向けソフト。
昨年比53%ダウンの300万本弱は、Steamなどにとっては大きな痛手になる。
コンソール機がいよいよ難しくなってきたと批判集まってながらも主要3機種で
年間約3億本近く売上げていることからすればPC向けソフトも売れるという話は妄想と揶揄されてもしょうがない。
そして。ここには載っていないスマートフォン向けアプリゲーム。
余程のゲーム好きでなければゲームソフトを買うのは年に1回か2回あるか無いかだと思う。でもスマホゲームは常時携帯していることとダウンロードだけなら無料という手軽さもあってダウンロード本数だけ見ればコンソール機とは桁外れ。
しかもアプリは内部従量課金制のため、年間総支払額をみればコンソール機の数倍いや数十倍以上を支払っていることになる。
最近のコンソール機ソフトでも内部課金を含んでいるものが増えているが、これはアイマスが始めたことがきっかけになっているというよりもスマホアプリの影響が非常に大きい気がする。つまりユーザがスマホアプリで内部課金に過敏になりにくくなっているとベンダーが見方をしているためだと思われる。
2020年は6月のE3でPS5、XBOX scarletが発表される見込み。
1億台まで積み上げたPSは0台から2020年末からはスタートすることになる。注目タイトルをどれだけローンチに用意できるかが大きな課題だ。
先日たまたまAbemaTVのしくじり先生という番組を見た。
そこでセガがメガドラでしくじったという放送回を見た。
技術部門が強すぎたせいなのかもしれないが、経営には本当に疎いという感じがここでも感じた。番組中オードリーの若林さんが「ゲーム機やめろよ」と発言したのは嬉し驚きをした。
当時私もセガに対してゲーム機から撤退しろと言っていた側の人間だったからだ。
セガはそもそもCSKというソフトウェア会社が米軍向けジュークボックス輸入業者に資本参入して組織された企業。経営力なくとも食っていけるそういう土壌があったからだと思う。
2020年からPSもXBOXも、新世代機としては0台からスタートする。
PS4やXboxOneの発売日2013年末は、iPhone5Sが発売の年でもある。
今やiPhoneの3DCG技術は初代PSを遥かに超え見た目にはPS4と同等といってもいいくらいのスペックになっている。
SwitchLITEの売上が好調だがコンソール機がスマホには負けないことを見せつけられるか、はたまたスマホに惨敗するかは、ソニーSIEだけの力ではどうにもできない時代になっていると私は思う。
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