法と人情。

予想された判決だったが、被害者やその支援者たちは怒り心頭だろう。

いずれにしても今林容疑者が服役することは決定したわけで、牢屋の中で彼が
今後どう考え、またどう生きるかも焦点の1つになるだろう。


近年、モラルや法遵守の精神が崩壊しているが、この事件もその1つだ。

ただ現行法や判例を見て行う現行裁判方式では、現状に追いついていないのも
事実で、それが如実に現れた結果だろう。


確かに法改正すれば良いのかもしれないが、もし近いうちにモラルや法遵守が
一定以上、回復したと判断できたとき、また法改正するのか?という話にもな
る。
基本原則である法を、世の中の状況の変化があるからといって、やたらと修正
するのは、他の方はどう思うかは別として、俺はあまり好まない。

確かにイレギュラーにも対応できる柔軟性は必要だが、時限性や特例性のある
法律ばかり乱立するのは、その国の性格が問われてしまいそうだ。


もしかすると、この事件は最高裁までいくかもしれない。
高裁で終わるかもしれないが、きっちりとした判断を法務側が出すべきだと、
俺は思う。そう言う意味で、被害者の方は苦痛が長引くが、最高裁の判断を聞
きたいとも思った。



3児死亡事故、被告に懲役7年6カ月 危険運転適用せず
http://www.asahi.com/national/update/0108/TKY200801080043.html