旧態依然なテレビ業界。

あの米ハリウッド業界でも「ストーリーありき」と言っているのに、いまだに
「出演者ありき」と言っている日本のテレビ業界には、ほとほと呆れる。


アニメではよくCMスポンサーが降りたことで打ち切りになったと言う作品を
いくつか知っている。しかしテレビドラマに関しては、俺は聞いた記憶が無い。


で。視聴率8%、5%という数字は、スポンサーやCM流す企業にとって、ど
れほどのデメリットがあるのか。それが分からない。


あくまで俺が聞いた話だと前置きしておく。
15秒スポットCMが、約800万円(全国放送、ゴールデンタイム時)。
新聞1ページ全面広告が、約4000万円。
雑誌は、約30万円~約200万円など様々。(雑誌の部数などにもよる)

ちなみに民放局女子アナウンサーは、年収1000~2500万円になる。
(独立した局女子アナは年収2~3億円と言われている。)


企業がスポットCMを1回しか放送しないことは殆どないから、1番組1回あ
たり2千万円前後の広告費を出していることになる。週一番組だった場合は、
1ヶ月で1億円前後支払っていることになる。
これは10年前の話だが、企業使う年間広告費は、50億円とも言われていた。


日本の世帯数は約4700万弱(平成17年度)。1%は約47万世帯。
つまり視聴率1%変われば、約40万世帯以上もの人が番組で放送した広告を見
ていない事になる。
これはどういうことかと考えると・・・
近い数字が月刊アスキー(約45万部)になるが、1つの雑誌に出した広告まる
ごとムダにしたのと同等といえる。(ちなみに朝日新聞朝刊は約820万部)

スポットCMを流している企業も、またそれ以上に制作費を負担しているスポ
ンサーにとっても、期待視聴率より1%下がれば損害が大きいと言う事がわか
る。


視聴率はテレビ局にとって死活問題。生命線だ。
営業マンが商品1つも売らずに帰ってきたら上司が怒鳴るのは当然の話だ。

即クビになることは無いだろうが、ボーナスの大幅カットやゴールデンタイム
やプライムタイムの番組は担当させてもらえなくなる。というのは考えられそ
うな話だろう。


それより。先にストーリーあるべき、と言う考え方がいまだにできないテレビ
業界に愁いを感じてならない。




TBSに激震走る
http://news.livedoor.com/article/detail/3422619/