バージョン上げれば良いってものじゃない。

HTML5、CSS3のエントリーが目立ってきているが、ただでさえ現状のものさえ満足でないのに
更に上位のHTMLがちゃんと実装できるの?
と思えてならない。

なんかバカの1つ覚えのように、バージョンアップすれば良いと考えている人がいるのは腹立つ。


そもそも米・仏・独・日の4カ国が中心となって組織されているW3Cが、ブラウザメーカーを
長年まとめられなかった責任は大きいと思う。
現状になったのもGoogleが検索上位に出す条件にW3C準拠遵守を謳った(?)ことで、W3C
準拠のスタンスが出たわけである。つまりW3Cはなーんもやってないことになる。
(裏方では何かしてたのかもしれないが)

HTML4.01ベースで俺は良いとさえ思っている。むしろ仕様を拡張することで、市場や開発は
混乱する。
HTMLだけで表現できるようになるのは簡便で良いと思うが、結局はIE8で見れてもFirefox
では見れない・・・という話では、使える、とは評価できない。
100%は無理でも8割以上で再現できなければ、価値は無いと俺は思っている。


まず各ブラウザメーカーが、W3C仕様を完璧に遵守することを前提にすべき。
その上でバージョンアップするのであれば俺は良いと思う。

しかし今でさえAcidをクリアできてないブラウザは多い。


安直に先走りするのではなく、まずW3C仕様に対してコンプライアンスを徹底すべき。



2009-12-14 - きしだのはてな
HTML5に欠けているもの、HTML6で入るだろうもの、さらにその先
<http://d.hatena.ne.jp/nowokay/20091214#1260775207>