15年縛りが無くなったのは良かったのか

遺族にとっては、わずかな希望でも残しておきたいという気持ちを持てるだろう。
しかし警察にとっては、いつまでも捜査し、遺品などを保管し続けなければならないという縛りができた。

あくまで俺の考え方だが、
捜査そのものは従来通り15年で区切り付けて良いんじゃないかと思う。
15年という期限を外したのは、もし15年と1日目に犯人が見つかった場合、逮捕も告訴も出来なくなるからであって、何も警察の仕事を減らしたくないからではない。

もう1つ。
被害者の遺族らの書面や簡易裁判において同意があれば時効とするという決め方は駄目なのだろうか?とも思う。


こう思うのは、7/30のNHKスペシャル未解決事件を見て、退職したグリコ事件の捜査員の顔を見て強く感じたからだ。
警視庁の再上層部は淡々と厚顔無恥ぽく答えてたが、最前線で実務に携わっていた方々は、いまでも疲労の姿を見受けられたのは、ある意味ショックだった。

今後今以上に外国人絡みの事件が増えてくれば、殺人事件に限らず捜査は困難になってくると思う。
そうなった時、時効がないことで捜査や捜査員を疲弊させるのは余りに酷な気がするのだ。

腹立つ警官は少なくないがw 真面目に実直にやってる警官も多いということは、今回の放送を見て良く伝わった。

15年と言う時効撤廃は良いと思う。
だけどそれと、警察や警察官たちの苦労・疲労は別で考えて行かないと、ほんとうに疲弊しか残らないと思う。
妥協策というか打開策を出して、いくらか緩和させる方向に持って言った方がいいと俺は思う。


<八王子スーパー射殺事件>情報求めうちわ配布…発生16年 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
< http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110730-00000045-mai-soci >